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数学が苦手な女子学生

 

一昔前は大学の理系学部に進学する大半が男子学生で占められていて、女子学生は少数派でした。

 

ところが最近は、理系学部に在学する女子学生が増えています。

 

意外に思われるかもしれませんが、理系学部に在籍していても数学が苦手な女子も多いのです。

 

そのためかつては理科は大好きだけど数学が大嫌いという女子学生さんであれば、入試の際に苦労していました。

 

目次

【数学がない私立大学の理系学部】

 

ところが最近は入試で数学がない私立大学の理系学部が増えているので、数学が苦手な女子学生さんでもチャレンジすることができます。

 

一般的に理系と聞くと、多くの人は数学や理科を思い浮かべるかもしれません。

 

なぜなら多くの理系学部では自然科学を学びますが、法則を理解する上で数学が必要だからです。

 

理系学部に進学すると専門分野を習得するために必要であるという理由で、多くの大学では理系だと数学が必修科目に指定されています。

 

多くの理系学部では物理学の問題を解くための道具として基礎解析・代数・幾何・応用解析などを学びます。

 

物理学が専門でなくても物理化学・物性物理学・分子生物学など比較的物理学に近い分野であれば、微分方程式の解法やベクトル積などを使う必要があります。

 

理系学部の多くは大学に入学してから専門分野を学ぶために必要であるという理由で、理系学部の多くは入試で数学が必須科目に指定されています。

 

【数学を必要としない分野】

 

逆に理系学部でも高度な数学を必要としない分野もあります。

 

例えば生物・医歯学・薬学系・看護系などであれば量子力学や解析物理学などを学ぶ訳ではないので、高校レベルの基本的な内容が理解できていれば問題ありません。

 

医学部・歯学部・看護学部・薬学部などの医療系の学部は理系のカテゴリーに入りますが、基本的な計算ができて高校レベルの基礎的な内容がきちんと理解できていれば専門課程を学ぶ際に支障が出ることがないケースが多いです。

 

 

 

 

国公立大学の理系学部であれば、医療系の学部であっても入試で選抜を行う目的で数学が必須科目に指定されています。

 

これに対して最近は、入試では数学がない理系の私立大学・学部も存在します。

 

【女子学生の間で高い人気】

 

他の科目を選択することができる理系学部には看護学部や薬学部が多く、女子学生の間で高い人気を集めています。

 

私立大学の看護系学部では入試では数学が必須ではないケースが増えていて、それらの中には慶應大・上智大・順天堂大学などの知名度が非常に高い難関大学の看護学部も含まれます。

 

最近は薬学系の学部でも入試で数学が必須科目でない大学があり、国際医療福祉大・日本薬科大・帝京大・摂南大・神戸薬科大などの知名度が高い大学でも理科・英語・国語などから3科目を選択することができるようになっています。

 

最近は看護系や薬学系の過程では学問の習得よりも実務を重視する傾向があり、専門分野とはあまり関係のない科目を履修しなくても良い大学が増えています。

 

ちなみに医歯学部でも理科や語学だけで受験ができる大学があり、帝京大医学部は英語・国語・物理・化学・生物の中から3科目を選ぶことができます。

 

入試で数学がない歯学部であれば、日大や鶴見大学などがあります。

 

医療系以外の理系学部でも入試で数学以外の科目で受験することができる私立大学もあります。

 

工学系で芸術的な要素が高いデザイン系・建築系や生活科学に関する学科であれば、大学に入学した後も高度な数学力を必要としません。

 

そのため芝浦工業大学のシステム理工学部やデザイン工学部では、英語や理科などの科目だけで受験することができます。

 

獣医学科を除く農学系の学部でも理科・英語・国語などの科目を選択すれば良い私立大学があり、例えば明治大・近畿大などがあります。

 

理学部の中にも理科や語学だけで受験ができるケースがあります。

 

日本女子大理学部であれば入試で理科や英語などの科目を選択することができるので、理科が好きだけど数学が苦手な女子学生におすすめです。

 

このような大学を選べば、入試科目で理科や語学などの科目を選択すれば理系学部に入学することができます。

 

国公立大学の理系学部でも夜間コースやAO・推薦入試を選択すれば実質的に理科や国語だけで受験ができる場合があります。

 

地方の国立大学では社会人向けの推薦入試やAO入試であれば、理系学部でも小論文や面接のみが実施されるケースが増えています。

 

このような場合は面接の際に口頭試問で高校の教科書レベルの質問に対して答えることができれば合格点がもらえます。

 

【入学した後に数学を履修】

 

注意すべき点ですが、入試では数学が必須でない学部であっても入学した後に数学を履修しなければならない場合があります。

 

そのような大学では数学が苦手な学生が多いことを踏まえて、1年生向けの講義で高校数学の基本的な内容を学ぶようなカリキュラムが組まれているケースがあります。

 

大学に入学した後で専門分野を習得するために最低限必要な高校数学の基礎を学ばなければなりません。

 

 

 

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