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そろそろAO入試の時期になりました。
大学の理系学部に興味を持つ女子高生が増えています。
その背景としては、女性の研究者や技術者が社会で活躍している影響が大きいです。
自分もそうなりたいと感じて進路を選択する人が増えるのは当然といえるでしょう。
しかし現実をしっかり見つめることを忘れてはいけません。
いくらそのような学部に進学したとしても、卒業できなければ研究者や技術者になる夢は叶いません。
卒業できそうか冷静に考えてから進学先を決める必要があります。
それを検討するにあたり、重要になるのは単位を取得する難易度です。
実際には入学してみないと分からない点が多くあります。
大学の授業の中には選択制のものが少なくありません。
入学後に同じ学部の先輩などから、単位を取得しやすい授業を教えてもらう機会があるでしょう。
基本的にはそれを参考にして受講する科目を決めると良いです。
しかし必修となっている科目に関しては、必ず受講して単位を取得しなければなりません。
そのため理系の女子大生を目指すなら、単位の取得に関する一般論も知っておいた方が良いでしょう。
理系学部の学生は男子の方が圧倒的に多いため、留年するのも男子の方が多いのは当然です。
しかし重要なのは人数ではなくて、留年してしまう人数の割合です。
留年率は男子より多いか気になる人が多いでしょう。
女子だからといって留年しやすいことはないので、その点に関しては特に心配しなくても大丈夫です。
男子の場合は理系に進学するのは多いことなので、熱心に勉強するケースもあれば遊ぶことに時間を割くケースもいます。
勉強したいという強い決意があって進学する人ばかりではありません。
同性が多くいるので、交友範囲が広がりやすいという特徴があります。
最初は勉強に対する強い熱意があっても、友達に感化されて遊ぶようになる人も珍しくありません。
一方で女子の場合はそのようなリスクが少なくて済みます。
まず進学にあたり、勉強に対する強い意欲を持っているケースが多いです。
文系学部に進学する人の中にも真面目な学生は多くいます。
しかし理系学部と比較すると、文系学部の学生の方が華やかに着飾っていて、恋愛や娯楽などを楽しんでいるイメージがあるでしょう。
理系学部にもお洒落な女子はいますが、やはり勉強に打ち込む比率は文系学部より高いと考えられます。
周辺に同性が少ないため、遊びに誘われる機会が多くありません。
勉強に集中できる環境が必然的に提供されることになります。
同性の友人とグループを作りますが、男子の学生とは一線を引いているケースも多いです。
高校や中学でも真面目であったため、異性との付き合いに慣れていないことなどが関係しています。
これらの事実から男子より真面目な学生の割合が多いといえます。
つまり学業を疎かにして単位を落とすような学生になる可能性は低いでしょう。
ただし経済的な問題があって、学業が疎かになってしまうケースは見受けられます。
学費を稼ぐためにアルバイトに時間を多く割くと、その分だけ勉強の方に支障が出てしまうからです。
奨学金の制度などを上手く活用して、勉強の時間を確保するような工夫が必要になります。
そのようなケースは別として、不真面目なことが理由で進級や卒業ができない学生は多くありません。
しかし、そのような傾向があるからといって安心するのはまだ早いです。
細かく分析していくと男子に比べて単位を落としやすい科目があるからです。
それを知っておかないと、必修の科目を落として困ってしまうかもしれません。
逆にいうと事前に知っておけば、重点的に対策を講じて乗り切りやすくなります。
人によって得手不得手は異なりますが、数学系を落とす女子は多いことを知っておきましょう。
理系に進学するのであれば、数学系の授業を避けて通ることはできません。
大学の数学は高校までの内容よりはるかに高度です。
高校の時点で苦手意識があった人は、授業を聞いてもすぐには理解できない内容が多いでしょう。
特に生物系の学部に進学した学生の中には、数学が得意でない人もよく見受けられます。
分類上は理系の学部ですが、物理系の学部と比べると数学を使う比率は多くありません。
そのため数学が得意でなくても進学先として選びやすいメリットがあります。
その一方で、入学後も数学に対する意識が希薄になりがちで、単位を落としてしまうケースも珍しくありません。
そう言われると数学が得意でない人は進学をためらうかもしれません。
しかし自覚があるなら対策を立てられるので大丈夫です。
高校までの授業と同じで、大学の授業もあらかじめ範囲が決まっています。それを把握して予習をしておけば授業に付いていけるでしょう。
また復習もしっかり行っていれば、分からない点を残さずに済みます。単位を取得できる確率を上げるには、予習と復習を欠かさない姿勢を保つことが大切です。
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