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「物理学」というのは、よく耳にする言葉です。
高校までの授業でも物理があり、一生懸命勉強をしたことでしょう。
でも、あなたは「精神物理学」という言葉を聞いたことはありますか。
精神と物理学?
わかりそうでわからない…
今日は、そんな精神物理学とは何か、どのようなことを学ぶのかなどについて解説します。
ぜひ最後までお読みください。
精神物理学というのは、「精神」と「物理」という言葉がありますが、これは基本的に心理学を学ぶ上で出会う学問になります。
英語で「psychophysics」と呼び、外的な刺激と内的な感覚の対応関係を測り、定量的な計測をしようとする学問のことです。
簡単にいうと、精神と身体の関係性を測定してそれを科学を使い解明しようと試みた学問のことで、ドイツのライプチヒ大学教授のG. T. フェヒナーが創始しました。
この精神物理学の考え方は、現代の心理学の基礎になっており、非常に大きな意味と影響を持っています。
人間は、主に五感を中心とした知覚を持っています。
眼で見る視覚、耳で聞く聴覚、口で感じる味覚、内耳で感じる平衡感覚、皮膚感覚、深部感覚、内臓感覚などもあり、例えば、その中の視覚というのは日常的によく使うカメラと似た機構を持っているとされています。
人間の水晶体はレンズ、網膜はフィルムにあたり、人間は網膜に映る映像を理解しており、その映像は外から入ってくる光によるものです。
光は物理的なものなので測定ができ、このような出来事と感覚の対応関係を見ていくのが、いわば精神物理学というわけです。
精神物理学では、主に下記の3つの考え方があります。
これはE. H. ウェーバーによる重さを弁別する実験から出た法則です。
基本となる標準刺激と比較刺激である別の重さを比較した際、どのくらいの重さで違いを区別できるかを調べます。
フェヒナーの法則は、先のウェーバーの法則が発展したものです。
このフェヒナーの法則では、心理的な感覚に注目し、感覚的な強さは刺激の強さの対数関係になるということを発見しました。
このスティーブンスの法則は、刺激の内容により感覚と刺激の関係性が変化する法則を見つけ出し、それを数式化したものです。
このようにいくつかの法則があるわけですが、心理学の内容とはいっても、精神物理学というように「物理」という言葉が入っているので法則や定理が存在します。
いかがですか?今日は、あまり聞き慣れない「精神物理学」というものについて解説しました。
心理学上での大切な学問であり、人間の心を物理的な数理の法則で捉えていきます。
心理学を語る上で非常に重要な考え方であり、今の心理学の骨組みにもなっているとされています。
大学では「精神物理学」という名称で授業が展開されていることは少なく、それ故、心理学専攻以外の学生にとっては聞いたことがなかったかもしれません。
非常に興味深い学問ですので、興味のある方は勉強してみてはいかがですか。
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