猫の手ゼミナール執筆の書籍が出版されました! 詳細はこちら

大学化学科の学費はどのくらいかかるのか

 

大学というのは、4年間でかなりの費用がかかる場所です。

 

国立や公立大学ならまだしも、それが私立大学になれば尚更です。

 

今日は、大学の化学科にかかる学費、大学4年間での必要なお金について解説します。

 

ぜひ参考にしてください。

 

目次

【文系と理系で異なる学費】

大学は大きく、「国立大学」「公立大学」「私立大学」の3つに分けられ、あなたも知っているように一般的に国公立大学では学費は低くなる傾向にあります。

 

そして、文系と理系では後者の理系の方が高くなり、私立理系になるとかなりのお金がかかることになります。

 

文系と理系では理系の方が大体30万円ほど授業料が高くなる傾向にあり、その差は大きいです。

 

文部科学省が出す令和3年度の私立大学入学者に係る初年度学生納付金によると、平均額は文系が118万円8991円に対し、理系(医療系除く)は156万6262円です。

 

これに追加して実験実習料なども必要になります。

 

化学科がある理学部や理工学部の平均は、年度により異なりますが約150万5000円で理科系全体の平均よりは少しだけ低いですがそれでも高額なのがわかります。

 

≪大学の学費に含まれるもの≫

 

大学の学費は何も授業料だけではありません。

 

授業料が多くを占めるのは変わりませんが、入学金や施設設備費、先の実験実習料なども含んでの金額になります。

 

先のデータによると、理科系の入学金の平均額が25万1029円、施設設備費が17万9159円です。

 

≪理系でも学部により200万円もの差になる≫

 

大学4年間で見た時に、化学科がある理学部や理工学部は大体580万円、薬学部では770万円くらいなのでその差は200万円にもなります。

 

同じ理系学部でもここまで差があるのは興味深いです。

 

【国立大学の化学科の学費】

 

 

国立大学の理系学部では、私立大学よりもかなり費用を抑えられます。

 

大体、4年間で250万円程度なので、実に半分以上低い計算になります。

 

どの大学かにより異なりますし、国立大学は難易度が高い傾向にあるので入学するのは容易ではありませんが学費の安さは大きな魅力です。

 

有名国立大学は難しくても地方の国立大学であれば実はそこまで難易度は高いとは限りません。

 

【大学の学費以外にかかるお金】

これは化学科や理系に限らずですが、大学には学費以外にもいろいろお金がかかります。

 

例えば、ひとり暮らしをするのならその分毎月の家賃がかかりますし、実家通いでの大学までの交通費もそう、友人らとの交際費も少ない出費ではありません。

 

少し遡り、受験にかかる費用や交通費、宿泊費も必要な出費です。

 

学習塾なども該当するでしょう。

 

化学科など理系に進むとただでさえお金がかかるのに、物理的時間がなくてアルバイトをできないという問題もあります。

 

そうなると経済的に苦しくなりますが、救いの手として奨学金制度があります。

 

返済不要の奨学金など様々なタイプがあり、奨学金については「大学生の奨学金の種類と注意点について学ぶ」で詳しく解説していますのでぜひ参考にしてください。

 

【まとめ】

今日は、大学化学科にかかる学費についてでした。

 

化学科は理系学科なので、通常よりも多くのお金が必要になります。

 

また、大学院に進み研究などをする場合はもっとかかり、大きな負担にはなりますが、専門性が高いので将来的に返ってくるリターンも大きいといえるでしょう。

 

少しでも家計の負担を減らすためにも奨学金制度などがあるので、うまく活用することで安心して勉学に集中できると思います。

 

では、本日も最後までお読みいただきありがとうございました。

 

次回も大学化学科に関する有益な情報を発信しますのでぜひ参考にしてください。

\無料相談実施中! /

お探しの記事を検索する

この記事を書いた人

大学生の単位取得をサポートするための個別指導を提供しています。

大学や生徒のレベルに合わせたカスタマイズされた学習プランで、単位取得を効果的にサポートします。

生徒とのコミュニケーションを大切にし、彼らの学習の進度や状況を把握することで、適切なサポートを提供できるよう努めています。

目次