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「引きこもり」という現象は、日本社会が抱える社会問題の1つです。
大学生の実に5%ほどが引きこもりになっているというデータもあり、決して少ない数ではありません。
他人事ではない引きこもりですが、大学生の中にはなりやすい性格的な特徴というのがあります。
今日は、その内容について深掘りしていきます。
引きこもりというのは、具体的に「仕事や学校に行かず、かつ家族以外の人との交流をほとんどせずに、6か月以上続けて自宅にひきこもっている状態」を指します。
引きこもりは病気の名称ではなく、現象を示すもので大学生を始め様々な年代の人がなります。
この引きこもりは、海外でも「hikikomori」という単語で知られており、時々ニュースとして取り上げられます。
引きこもりは誰でもなる可能性のある現象ですが、特に陥りやすい性格や特徴があります。
順番に解説します。
真面目なことはいいことです。
しかし、それは限度を超えると引きこもりの原因になります。
自分に厳しくて完璧を求める人は、大学で単位を落としてしまったり、就活で失敗したり、もっと小さなことでいうと試験で思った点数が取れなかったり、授業に遅刻してしまったりすることで落ち込んでしまいます。
責任感が強く、常に上を目指す人、頑張りすぎる人は息切れを起こしてしまいます。
時に肩の力を抜いて、休憩することが大切です。
大学生は年頃なので、親や周りの友人などに気軽に悩みなどを共有するのは難しいかもしれません。
でも、感情を溜め込むと大きくなり、対処できないストレスになるので引きこもりの原因になります。
これも先の頑張りすぎと同じで、何か負の感情があれば誰かに打ち明けることで軽くなります。
親としては、いかに子どもにとって話しやすい環境を作れるかが重要になるでしょう。
そのために日頃からコミュニケーションを図っておきます。
人の意見というのは気になるかもしれません。
でも、他人のことばかり考えていたら自分がやりたいことがあっても制御したり挑戦することをやめてしまいます。
それが自尊心の低下にもつながり、「自分はダメだ」と感じて内気になってしまいます。
これが重なるとやがて大学に行くのも嫌で、人と関わることも嫌になるかもしれません。
人が10人いたら10通りの意見があるのが当たり前で、相手ばかりに合わせているといつまで経っても納得できる意見には巡り会えません。
大切なのは自分自身がどうしたいかです。
これは性格ではありませんが、親子関係は大学生になっても大切です。
なぜなら、一人暮らしをしている人以外は基本的に多くの時間を過ごすのは家族だからです。
悩みができたりストレスがあるのは大学生であれば当たり前なので、いかにそれをうまく発散できるか。
そのために、最も身近な親がしっかり向き合い協力してあげることが最善の対策になります。
コミュニケーションが難しいのなら、ラインなど文字で行ってもいいかもしれません。
「引きこもり」になると、改善するまでに時間がかかります。
手遅れにならないように、何か普段と変わった子どもの様子があれば未然に解決してあげられるようにサポートしてあげます。
普段よりも話さなくなった、食欲が減った、イライラしている、顔色が悪いなど、子どもから得られる小さなサインというのはたくさんあります。
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