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たとえ受験で失敗して行きたかった大学に行けなかったとしても…
たとえ大学在学中に学びたい分野が変わったとしても…
このような時でも「編入」という制度があります。
大学編入をすることで、途中で別の大学や学部に移られ、新たに学び直すことが可能です。
今日は、そんな大学編入に関する内容です。
大学編入というのは、専門学校や短期大学の卒業後や4年制大学の3年次又は2年次から別の大学や学部に入学できる制度です。
日本にある700以上の大学の中で実に7割くらいのところでこの編入学を認めており、親御さんもよく知っている制度かもしれません。
毎年、7,000人程度の学生が編入しており、その中でも4年制大学の3年次編入が最も多いです。
大学編入の最大の魅力は、浪人をすることなく4年間で大学を卒業できるという点です。
例えば、冒頭でも述べたように、大学受験で失敗した人や学力に自信がなかった人、短期大学を経てさらに学びたい人などがこの編入学制度を活用します。
もし、子どもが今学部生で別の学部や大学に行きたいと言い出したらどうしますか。
「はいはい、わかった」と何も考えずに受け入れることはそうないでしょうし、親としても子どもとしても編入制度についてしっかり把握しておく必要があります。
そのポイントをいくつか解説します。
ここでは最も利用される3年次編入についてです。
3年次編入の対象者は3つあります。
・専門学校・高等専門学校卒業(見込)者
・短大卒業(見込)者
・4年制大学 2年次修了者(又は卒業者)
お子さまはおそらく2つ目か3つ目になると思いますが、3つ目では60単位以上の取得が必要になるケースが多いです。
単位数が足りず単に年数を過ごしただけでは不十分なので注意が必要です。
編入試験の科目は、主に英語・専門科目・面接の3教科です。
専門科目は小論文であることが多いですが、どの学部を受験するかで必要な学問というのは異なります。
例えば、法学部を目指すのであれば法学になったり、理系では数学や化学などです。
編入学試験を受けるには、そのスケジュールをちゃんと把握しておく必要があります。
受ける大学によって出願期間が異なり、ここを適当にしていると間に合わなかったりするので後悔します。
出願時期はいつで試験はいつか、そのために逆算してどのくらい前から準備をすればいいかなど計画性を持って臨みたいです。
そして、編入試験は決して簡単ではないということを知っておきましょう。
試験の難易度自体もそうですし、スケジュール管理などを含めてやるべきことはたくさんあります。
試験科目が少ないのでそれぞれの内容の深さが求められますし、面接での自分の売り込みも工夫が要ります。
そして、在学中の必要単数の取得もあるので、短大や大学などに入学してからすでに編入までの道のりは始まっていると認識しておきましょう。
今日は、大学編入に関する内容でした。
編入について理解しておくべきことはいくつかあり、親の立場としても子どもの意向を考えてできるだけサポートしてあげたいものです。
そのためにも、一緒に情報を集めたりすることで子ども自身も安心して編入試験に臨めるようになるでしょう。
編入をすることで夢が叶ったり、目標を達成できたり、人生での満足度が上がるので非常に良い選択肢の1つになるでしょう。
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