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大学生の中でも、大学院に進む文系の学生というのはそう多くありません。
4年間が終わったら卒業して就職をするのが一般的ですが、理系学生の事情は少し異なります。
中には就職する人もいますが、大学院に進み研究を行う学生も多いです。
では、もしあなたの子どもが大学院か就職かで迷っていたらどうするべきでしょうか。
今日はそんな内容です。
おそらく、これを読んでいるあなたも「理系学生の大学院進学率は高い」というのは知っていると思います。
実際の大学院への進学率を見ると、令和元年の「学校基本調査」では大学院に進学した理系文系の学生は全体の11%です。
これは文理合わせての数字なので、そこまで高くないという印象を持つかもしれません。
しかし、理系の理学・工学・農学の学生の実に約40%が大学院に進学しています。
実に半分弱がそのまま大学院に行っており、理系学生にとっての大学院というのは非常に近い存在というのがわかります。
そのため、あなたのお子さまも卒業後は大学院に進みたいと言うかもしれません。
先に、大学院に進む理系学生は40%ほどと述べました。
では残りの60%の学生はどうしているかというと、ほとんどが就職をしています。
そのため、理系学生にとって就職というのも珍しいものではなく結構普通です。
大学院に行かないことで早く社会経験ができるなどのメリットがあり、そちらを選ぶ学生も少なくありません。
ただ、学生にとっては大学院に行くか、就職をするかは悩みどころだと思います。
どちらにするか迷う場合は、そのメリットとデメリットをしっかり把握することが大切です。
それを踏まえて、あなたのお子さまにとってベストな選択をしましょう。
大学院に進学することで4年間では学べないような専門性が身につきます。
それが将来の仕事でも役に立つかもしれませんし、人生の財産にもなるでしょう。
大学院を出て技術職や研究職などに就く人も少なくありません。
企業の採用募集要項などの記載を見たことがある人はわかるかもしれませんが、大卒いくら、大学院卒いくらなど学歴によって給与というのは変わる場合があります。
大学院を出るだけで多くお金がもらえるのでこれもメリットでしょう。
先にも述べましたが、大学院に行くことで単純に4年や6年など社会に出るタイミングが遅くなります。
早く社会に出て親孝行したいという人にとってはデメリットになります。
大学院に行けばもちろん学費がかかります。
大学の学費は決して安いものではなく、それが大学院になれば尚更です。
これに対して、就職するメリットは例えば早く社会に出られたり、お金を稼げたりであり、それなりにメリットがあります。
「ただ単純に勉強したいから」という理由だけで大学院に通わせられる家庭はそう多くないと思うので、経済的な面を考慮して総合的に決めたいものです。
また今は私立大学に通っていても、大学院は国立などに行けば少しは学費を抑えられるのでそれも検討したいです。
いかがでしたか?今日は、大学生の子どもが大学院か就職かで迷ったら親の立場としてどうするべきかという内容でした。
子どもの意向を第一に聞くのはもちろんですが、大学院進学のメリットやデメリット、そしてお金のかかることなので経済面とも相談しながら最適な道を提供したいものです。
希望の大学院の学費や勉強内容などをしっかりリサーチして、決断した後に後悔のないようにしてください。
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