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大学で数学や物理を勉強する学生であれば日頃から「α,β」などの文字を目にすると思います。
これはギリシャ文字というもので、理系科目ではよく出てきます。
今日は、そんなギリシャ文字についての内容です。
どんなギリシャ文字があって、なぜギリシャ文字を使うのかがわかります。
高校までの理系科目でもこのギリシャ文字を見たことはあるでしょう。
数学や物理の他にも文系科目である統計にも使われ、これらの意味や使い方を知らないと何が何だかわからないかもしれません。
後で詳しく解説しますが、ギリシャ文字は例えば、「α,A」「β,B」「δ,Δ」「κ,K」などで普段の生活ではあまり見かけないものがほとんどです。
でもなぜ数学や物理ではこのギリシャ文字が使われるのでしょうか。
大きく2つあると考えています。
順番に解説します。
ギリシャ文字のようにみんなが同じ文字を使えば、それを見ただけで何を意味しているかがわかります。
いわゆる共通言語としての役割で、ギリシャ文字にはそれぞれ意味があるのでパッと見ただけで内容を理解できます。
そもそもですが、大学数学や物理では数多くの数式を使います。
誰でも知っているa~zのアルファベットはもちろんですが、実はこれらだけでは数学や物理の数式を表すことはできないのです。
そこで出てきたのがこのギリシャ文字で記号の不十分さを補う役割があります。
このように、ギリシャ文字を使うのには使わなければいけない理由があるのです。
もちろん我々日本人からすると見慣れていない文字なので、最初は特に混乱することになるでしょう。
ここからは、数学や物理で使う代表的なギリシャ文字について解説します。
その読み方や意味、使い方がわかります。
これは「アルファ」と読み、とりあえず文字を使いたい場合の1つ目に使います。
方程式の解やアルファ線など。
ベータは2つ目の記号として使い、方程式の解やベータ線、ベータ関数。
あまり見ない記号ですが、これは3つ目の記号に使います。
オイラー定数やガンマ線、ガンマ関数、円など。
デルタはディラックのデルタ関数、クロネッカーのデルタ、対称差、行列式。
イータは色々なパラメータに使われる記号です。
シータは角度やランダウの記号。
曲率。
グザイは様々なパラメータに使われます。
これは知っている人も多いと思いますが、パイは円周率や積の記号。
小学校や中学校でも使ったものでしょう。
タウは時間を表す変数で時定数や置換など。
プサイは波動関数です。
今日は、大学数学や物理で使われるギリシャ文字について解説しました。
なぜ導入されているのか、代表的なギリシャ文字の意味や使い方についてわかっていただけたと思います。
当サイトでは、このように大学数学や物理など理系学生のために有益な情報を日々発信していますので、ぜひ他の記事も参考にしてください。
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