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子どもが大学生にもなると中学や高校までのように世話をすることも減るかもしれませんが、それでも高い授業料を払い大学に行かせている身からするとついつい干渉してしまうものです。
大学に行かなかったり、全然勉強しなかったりすると親としてはやはり気になりますし、時に怒ることもあるかもしれません。
でも、そこで頭ごなしに「勉強しなさい」といっていませんか?
それは逆効果になるかもしれません。
大学生はもう大人なので、地方の大学に通ったりする場合は一人暮らしをすると思います。
自分でアルバイトをして好きなものを買ったり、遊びのお金を稼いだりと高校生までの状況とは大きく異なることでしょう。
それ故、大学生になってしっかり勉強をする学生とそうでない学生の差がはっきり出やすく、単位を落としたり、授業をサボったり、留年したりと不真面目な学生はとことん悪い方向に行ってしまいます。
自分自身で気づいて立て直せるのならいいですが、いくら大人の年齢とはいっても中身はまだ未熟な部分もあるので、親がしっかりケアをしてあげないといけません。
でもどのようにケアするかが大切になります。
勉強していない子どもを見ると、ついつい勉強しなさいといってしまうはずです。
これは親として当たり前のことですし、誰もがいいたくなる文言でしょう。
しかし、2011年首都圏の保護者を対象に行ったベネッセ教育研究開発センターの「第4回子育て生活基本調査」によると、声かけをした子どもとそうでない子どもではたったの4分しか勉強時間は変わらなかったということがわかっています。
これは小学生を対象にした結果ですが、科学的観点から大学生であっても同じようなことが考えられ、「勉強しなさい」という文言はあまり効果がないということがいえます。
実際、子どもに勉強しなさいといって効果があった家庭はどのくらいあるでしょうか。
では、なぜ効果がないか解説します。
心理的リアクタンスとは、簡単にいうと、何か命令をされると自由が制限されたと感じ自分に自由があると確認するために逆の行動を取ることをいいます。
勉強しなさいといわれて言葉通りにそうする子どもが少ないのは、この心理的リアクタンスが働くからで、大人であっても「絶対に〇〇は見ないで」といわれると無性に見たくなるのと同じです。
なかなか勉強しないのはその子どものせいではなく、心理学的にもごく自然な行動なので子どもを責めることはやめてください。
「〇〇をして欲しい時に〇〇をしなさい」といっても強制された感じになり意味がないので、大切なのはいかに子ども自身が勉強したいと思えるかどうかです。
これは小さい子どもの時と同じで、子どもは何か興味を持ったことには夢中になりますが逆に興味のないものはいくら親がいってもダメです。
例えば、友人でも先輩でもいいですし、一人で勉強できないのなら一緒に高め合いながら勉強できる相手を探すといいでしょう。
親が代わりに探してあげるのは大学生にもなっておかしなことですが、その提案をするのは問題ありません。
地域に勉強会のような集まりがあるかもしれませんし、オンラインでもそのようなサービスがあるかもしれません。
大学生にもなれば、将来仕事をして生きていかなければいけないことはわかっています。
そのために大学で勉強をして単位をとって卒業する必要があります。
大学を留年したり退学する将来への影響や、大卒と高卒の生涯給与の差など社会の現実をあまり深く把握していない大学生もいるので人生の先輩として教えてあげましょう。
ただここで相手が「面倒だな」と感じてしまうと意味がないので、普段からコミュニケーションは取っておく必要があります。
勉強できないのは普段の生活習慣の悪さが影響しているかもしれません。
アルバイトのやり過ぎで睡眠や体調などが悪く勉強したくてもできない場合は、まずは生活を立て直すアドバイスを行います。
親が一番近くで見ているので体調の変化にも気づきやすいと思います。
今日は、子どもと勉強に関する内容でした。
頭ごなしに「勉強しなさい」といっても効果は薄いので、今日紹介したように少し工夫して子どもに接してみてください。
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