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中学や高校でも勉強した「化学」ですが、あなたは得意でしたか?
一般的に非常に難しい科目として認識されており、これを苦手分野とする人も少なくはないと思います。
大学にも化学科というものがあり、化学が好きな人や得意な人、将来化学系の仕事に就きたい人などがそこで学んでいます。
今日は、大学で学ぶ化学の分野について解説しようと思います。
大学にはいろんな理系学科が設置されています。
数学科や物理科、そして今回取り上げる化学科もあり、それぞれで勉強する内容や目的、ゴールが異なります。
化学科では一体どのような分野を勉強するのでしょうか。
各大学や学科によって細かい内容は異なるかもしれませんが、ここでは主な分野についてそれぞれ解説します。
まずは、「無機化学」からです。
無機化学とは、研究対象として元素、単体および無機化合物を研究する分野であり、有機化学の対概念として定義されています。
最初に無機物が定義された時は、「人によって作り出すことができる物質」が無機物として定義されていましたが、今では炭素を含まない化学物が無機物という単純な定義になりました。
有機化学は有機化合物を対象とする学問であり、炭素を中心にした化学です。
人間の皮膚や筋肉、髪の毛などを作るタンパク質も有機化合物になります。
有機化合物は生物に由来するもので、先の無機化合物は生物に由来しないものと知っておきましょう。
物理化学というのはあまり聞きなれない言葉かもしれませんが、これは有機化学と無機化学など化学を物質の種類によって分けた分野をいろんな物質がどのような仕組みで反応を起こしているかを数学的そして物理的に研究するものです。
高校までの内容でいうと理論化学が物理科学に最も近い分野といえます。
この物理化学は化学熱力学と量子化学の2つから構成され、化学や物理を勉強した人であっても非常に難易度の高い分野とされています。
分析化学は物質を分析する技術や理論などを研究する分野で、分析化学の性質上、化学の基礎的な内容として取り扱われたり、生物や医学など別の分野でも大きな役目を担っています。
そして、何を対象にするかにより無機分析や有機分析と呼ぶことがあり、それから化学分析と物理分析のように分けられる場合もあります。
生物の身体を構成するアミノ酸やタンパク質、酵素などの高分子の性質を理解してその化学反応を研究するのがこの生物化学です。
生物学の研究対象というのは非常に広範囲で、動物生化学、植物生化学、微生物生化学、人体生化学などがありますが、実はそれらの生物体内での化学反応などはたくさんの共通点があるといわれています。
そのようなことを研究するのがこの生物化学であり、今非常に注目されている分野でもあります。
今日は、大学の化学に関する内容でした。
高校までの化学とは違ってさらに深く学ぶ大学化学ですが、様々な分野があり非常に興味深い学問です。
当サイトでは、このように大学化学に関する有益な情報を定期的に発信していますので、ぜひ他の記事も参考にしてください。
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