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あなたは「さとり世代」という言葉を聞いたことはありますか。
よく聞く言葉に「ゆとり世代」がありますが、それとはどのように違うのでしょうか。
今日は、最近の大学生に該当するさとり世代とは何か、その特徴などについて解説しようと思います。
さとり世代というのは、1987年生まれ~2004年生まれ以降の脱ゆとり世代を経験してきた世代を指すのが一般的です。
ただしさとり世代とゆとり世代では被っている時期もあり明確な区別はありませんが、代表的な諸説としては1996年~2005年生まれ(ゆとり世代後期)と1990年代生まれのことを表すことが多いです。
さとり世代を簡単に表すと、幼少期から不景気が問題視され上世代のリストラや転職などの社会問題を見てきた世代であり、将来への大きな期待がなく安定した生活を望む世代といわれています。
どのように「さとり世代」という名前がついたのでしょうか。
実は明確な定義はありませんが、「恋人はいらない」「車に興味がない」「出世欲がない」「ブランド品に興味がない」など欲望が少なく悟りを開いているかのような若者を表す言葉としてネット上で使われ始めたのが最初です。
今の大学1~4年生の人は、俗にいうさとり世代に該当します。
さとり世代の学生や若者にはゆとり世代にはなかった特徴というのが存在します。
ゆとり世代と比べてさとり世代の若者は不景気の中で育ってきたので、あまりお金を使わない印象を持っている人も多いかもしれませんが、
彼らは全くお金を使わないというわけではありません。
実際、自分の好きなことや興味のあることへはお金を使い投資します。
それは資格だったり検定だったりするでしょう。
この世代の人は生まれた時からパソコンだったりタブレットだったりスマホだったりとデジタルのものに囲まれています。
そのため、何かわからないことがあればネットで検索して答えを導き出すことに長けていますが、それが物事の過程で別の可能性に気づきにくいという欠点にもつながります。
さとり世代の大学生は人との衝突や争いごとを避けて生きてきているので、基本的にトラブルは好きではありません。
周りとの調和を大切にするため、大学でのディスカッションではそれが裏目に出ることもあるかもしれません。
物事への達成感や執着心が少ないので、大学の授業や課題にももしかしたらあまり興味を示さないかもしれません。
そのため教授など別の世代からすると「物足りない」と感じてしまうこともあるでしょう。
この世代はそこまでお金に余裕があるわけではないので、昔のようなブランドに目が眩むことも少ないといわれています。
それ故、大学のブランドよりもそこで何を学び、何を目指すかなど中身をより重視する学生も少なくないでしょう。
いかがでしたか?今日は、今の大学生であるさとり世代に関する内容でした。
ゆとり世代とは特性が異なり、さとり世代にはさとり世代の味や色があります。
デジタルに強く頭がきれて非常に効率的なさとり世代は、大学の勉強でも社会に出てからもその良さというのは強く出ることでしょう。
ただそんな彼らには別の世代の人からすると、その違いのギャップに驚いたりすることもあるかもしれませんが、彼らには彼らの適性があります。
それをしっかり把握して、彼らの特徴を最大限生かせるような環境作りが大切になります。
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