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大学2年生以降の学生はこれまでに何度かレポート作成をしてきたと思います。
レポートの書き方や進め方などはある程度把握しているかもしれませんが、新入生など1年生はどうでしょうか。
おそらく高校までのレポート(=読書感想文)の書き方に慣れており、まだ大学のレポートの正しい書き方というのもマスターしてしないかもしれません。
そこで今日は、大学レポートを書く際に読書感想文にしないためのコツについて解説しようと思います。
大学レポートについて述べる際に、この2つをごちゃ混ぜにする学生というのは一定数います。
大学レポートでも指定された題材についての自分の意見などを書けばいいのでは?と認識して、高校で書いていたただ単にその感想を述べるだけの文章になってしまうと大学レポートとしての評価は得られません。
レポートは簡単にいうと、「報告のための事実をまとめた文章」であり、読書感想文のような感想文は「自分の想いを文章にしたもの」です。
つまり、レポートではあなた自身の感想だけでなく客観的な事実や視点が必要になり、それを示すために論文やデータなど証拠や論理的説明が求められます。
この両者の違いをよく把握しないまま大学生になりレポートを書くと、その本来の目的からは遠のいてしまうのでどんなに自信のある出来であっても良い点数は取られないでしょう。
大学レポートと読書感想文ではその目的、構成、内容などが異なり、それらを把握しておくことで質の高いレポートを作成できるようになるでしょう。
ここでは4つご紹介します。
まず、レポートと感想文では目的が異なります。
レポートでは、事実と意見を区別して論理的な過程で書く、また自分自身の結論や主張を明確にすることが求められます。
それに対して、感想文では感じたことを文章にすることで説明力やそれを客観的に見つめることで感性を磨くことをゴールにしています。
レポートを書く際には、「序論・本論・結論」という流れで文章を書いていきます。
感想文で多い起承転結の構成にならないように気を付けて書きましょう。
序論ではその議題の問題提起を書き、最も中身の濃い本論で客観的論証を行い、最後の結論でその考察のまとめを書きます。
また、レポートでは客観性が求められるので「私は~」や「~と思います」などの個人の意見を述べるような表現は使用できません。
感想文はあなた自身の考えを表現する必要があるので、会話文や修辞技法・婉曲表現を使うことも多いですが、大学レポートではそれらを使わず論理的で簡潔な文章でまとめることが重要です。
例えば、比喩や倒置法、擬人法などは基本的には使いません。
レポートでは、「ですます調」ではなく「である調」で書くのがルールとなっています。
その理由としては、ですます調というのは知らない人にその内容を教えてあげようという意味合いを込めており、教授など先生に対して行うものではありません。
レポートを書く際はこの「である調」に気を付けて書く必要があります。
いかがでしたか?今日は、大学レポートを読書感想文にしないコツについてポイントをいくつか紹介しました。
どれも両者の違いを表したものなので、このコツを覚えておくだけでもかなり変わると思います。
レポートの詳しい書き方や良い点数の取り方など大学レポートに関する詳しい内容については、当サイトの別の記事でもご紹介していますのでぜひ参考にしてください。
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