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多くの実験を行う理系学科ですが、その中で事故が発生することもゼロではありません。
教授、学生らは細心の注意を払い実験を行いますが時に予期せぬ発生する事故、どのように防いでいけばいいのでしょうか。
今日は、大学の化学実験で起こる事故に関する内容です。
理系学生の人はぜひ最後までお読みください。
化学実験では、実験を使う器具の正しい使い方などの実験操作の基本習得が非常に重要になります。
もちろん実験でのテーマ内容への理解も重要な要素ですが、正しく安全に使えてこそその実験の目的が達成できるのでまずは安全第一といえます。
化学科など理系学生には1~4年生がおり、当然1年生はまだ理系のことも化学のことも、実験のことも上級生に比べると経験が足りません。
そのため、化学実験における事故は低学年の学生の方がより慎重にならなければいけなく、上級生や教授は低学年の学生にしっかり指導したいものです。
例えば、試薬による事故で最も多いのが濃硫酸です。
使用方法によっては温度制御が不能になり、濃硫酸が吹き出て反応熱の凄さを知れる実験ですが、注意を払わずに行うと7~8年に1人は手に包帯姿で病院から帰ってくることもあるようです。
またドラフト内で他人がこぼした濃硫酸に触れて火傷する学生もおり、手についた場合は5分以上水道水に流しながら冷やすことが重要です。
また試薬ではありませんが、廃液についてでこれはテーマごとに酸・アルカリ・有機溶剤などに分かれておりドラフトに置いています。
ただ酸廃液には注意が必要で濃硫酸と濃塩酸を混ぜると塩酸が脱水され塩化水素ガスが発生します。そのため硫酸と塩酸の廃液は別容器にした方がベターとされています。
化学実験ではどのような事故が起こるかは100%予想はできません。
そのため、これとあれをしたらOKということはなく、大切なのはいかに実験でのマナーを守ることです。
マナー、つまり基本ができていないと意味がありません。
まずは、実験を行うにあたりしっかり白衣を着用することです。
理系実験というと誰もがイメージする白衣ですが、安全性では非常に大切です。
保護メガネも目を守るために欠かせないものです。
目に危険な物質が入ると一生後悔するかもしれません。
特に暑い夏場などは靴よりもサンダルで大学に通う学生もいるかもしれませんが、化学実験での安全面から考えると十分ではありません。
実験では薬品を持って移動するので誤って足に落としてしまうとサンダルの場合は危険そのものです。
特に女子学生についてですが、髪が長い場合は束ねるようにします。
最近は男性でも長髪の人もいますがその場合も同じです。
大学生にもなってこのマナーを教えるのはどうかと思いますが、意外といるのです。
いろんな薬品や道具を使う実験室で走り回るのは危ないです。
今日は、化学実験での事故、それを防ぐための対処法について解説しました。
言い方を変えると常に危険と隣り合わせの実験なので、正しくマナーを守り適切に進めていきたいものです。
では本日も最後までお読みいただきありがとうございました。
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