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大学の理系学生にとって手を焼くものの1つに「実験レポート」が挙げられます。理系学部は実験が多くそれに対してのレポート作成もマストになります。
そこで今日は、理系学生向けに実験レポートの基本的な書き方について解説しようと思います。
一般的に理系学生が行うレポート作成には2種類あり、それは「授業レポート」と今回取り上げる「実験レポート」です。
授業レポートは授業の振り返りや内容についてまとめるもので、難易度的にはそこまで高くありません。しかし、この実験レポートはある実験を行いその内容についてまとめるもので、器具の使い方や実験操作に学ぶことを目的にしています。
実験レポートの流れとしては、予習レポート・実験・実験レポートというのが一般的で、予習レポートの段階ではその実験についての基礎知識の確認が目的で、実験レポートでは実験の結果からわかることを考察します。
この実験レポートが理系学生の間でも非常に難しく苦戦する人が多いといわれています。
では、理系学生が取り組む実験レポートはどのように書いていけばいいのでしょうか。
ここからはその基本的な書き方について解説します。
実験レポートの基本的な構成は、5つ、
・背景と実験の目的
・実験の器具や材料
・実験の操作
・考察
・参考文献
順番に詳しくみていきましょう。
その実験を行う背景や実験で発見したいことや知りたいことをまとめます。
実験で使う器具や材料について書きます。実験当日に器具などが変更になることもありますが、その際はしっかり記載するようにしましょう。
また器具と材料については別に書いた方が見やすいでしょう。
実験の操作について書く箇所で、基本的には自分が行ったことを表すように過去形で書きます。
もし実験で操作に失敗した場合は失敗した操作も記載します。
考察では、実験結果と参考文献を参考に自分で考えて記述します。ここが最も神経を使う場所ですが、レポートの差が出やすい場所でもあるので丁寧にしっかりと書きましょう。
参考文献ではネットでも書籍でも構いませんが、参考にしたものを記載します。
ただネットの情報を使用する場合はその信頼性に疑問がある可能性があるので、政府公認など一次情報の方がいいです。
理系の実験レポートは難しい作業ですが、何かコツはあるのでしょうか。
もちろん4年間ずっと実験レポートを書かなければいけないわけではなく、2年生からなど期間は限られていることが多いと思いますが、大学生は授業だけでなくいろんなことに時間を使いたい時期なのでできるだけ効率的に終わらせたいものです。
そのために、例えば、パソコンの操作に慣れておく、エクセルやワードを活用すれば時短になりますしいいレポートにもなるでしょう。
また実験器具や材料などの箇所も配布資料があるのならそれをコピペして構いません。
このように効率的にできることは積極的に活用するようにすると今までよりも早く実験レポートを終わらせられるでしょう。
今日は理系学生に向けて実験レポートの書き方について解説しました。
時間と手間がかかる実験レポートですが、これをしないことには卒業はできません。しっかり学ぶ、正しく効率的に実験レポートをこなしていきましょう。
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