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大学単位を落としても再履修すればいい?再履修のデメリット5つ

大学では単位制度に沿って授業が行われますが、この仕組みに慣れない新入生などはやや混乱することがあるかもしれません。

1年生から2年生に進級するには〇〇単位、卒業するには大体どの大学でも124単位必要になり、また単に単位を決められた数だけ取得すればいいわけではなく決められた単位の種類を決められた分だけ取得することで、進級・卒業ができるようになります。

この仕組みを理解しておかないと、留年の原因になるかもしれません。

今日は、大学の単位を落とした際の再履修に関する内容です。

目次

【そもそも大学単位の種類には何がある?】

まず、大学での単位にはいくつかの種類があります。

・必修科目
・選択必修科目
・自由科目

この3つが一般的です。

名前からもわかるように必修科目と選択必修科目は必修であり、これらを取得しないと進級・卒業はできません。

落とした単位については取得できるまで再履修する必要があります。

それに対して、自由科目は、履修は自由で卒業要件を満たせるように自分で好きなように履修選択が可能です。

これも卒業するには決められた単位数を取得しないといけませんが、どれを履修するかは学生個人の判断になります。

【大学の単位を落としても再履修がある】

先に少し触れましたが、必修科目を落としても再履修して単位を取得できれば卒業はできます。

再履修は基本的に、前期学期でA科目を落としたら後期学期で同じA科目を再履修するのではなく、別の年度での履修になり、大学によっては再履修向けの授業が用意されていることもありますが、多くは別学年の学生らとともに授業を受けます。

再履修という制度があるので「別に落としてもいいのでは」と思う人もいるかもしれませんが、再履修にはいくつかのデメリットがあります。

順番に解説します。

≪下学年の学生と授業を受ける辛さ≫

「全く気にしない」という人ならいいですが、必修科目の再履修では基本的に下学年の学生と一緒に授業を受けることになります。

要は、周りに友達はいなくみんな年下です。

おそらく彼らは彼らですでにグループ化してて、年上の学生にとっては中に入りにくく年下の彼らからしても関わりにくいという感じがあるかもしれません。

再履修を受けている間は、ぼっちでいいと割り切られるならいいですが、寂しい、辛い、面白くないという感情が先行してしまい再度単位を落とす学生は少なくありません。

≪同学年の学生に対する焦り≫

再履修している自分は年下の学生と勉強しているのに同学年の人たちは順調に単位を取っている…という気持ちから、焦りになります。

授業に対しても大学生活に対してもみんなに遅れを感じて、これが原因で大学に来なくなることもあるようです。

人間、精神的に焦りを感じると勉強の余裕がなくなります。

≪高価な教科書を買い直す必要がある≫

必修科目の授業によっては、再履修であっても教科書を再度買い直す必要があります。

再履修の場合は同じ科目でも他の教授が担当することがあり、その場合は別の教科書を使うことが多いです。

大学の教科書というのはその学期しか使わないのにも関わらず、結構な値段がするので大きな負担になります。

≪大学によっては追加の授業料がかかる≫

再履修を受けることで教科書だけでなく、追加の再履修授業料や単位料がかかるケースがあります。

また、再履修でも単位を取られないと留年の可能性がありますので、そうなると年で数十万円から数百万円のお金がかかります。

≪他科目への悪影響≫

再履修をすることでその時間割は埋まることになります。

それにより、本当に履修したい別の科目を受けられない可能性があります。

述べた通り、再履修の多くは学生全てが履修しなければいけない必修科目ですので、これを変えることは基本的にできません。

また、サークルやクラブ、アルバイトなどもありますのでかなり忙しくなります。

【再履修のデメリットを考えると未然に防ぐ方がいい】

大学側は再履修という制度を設けてくれてはいますが、再履修を受けるにはいろんなデメリットがあります。

そのため、学生としてはできるだけ再履修にならないようにすることが大切です

そのポイントを解説します。

≪必修の難易度を軽視しない≫

再履修になる必修科目ですが、基本的に必修科目のレベルはそう高くはありません。

それ故、学生によっては手抜きとはいいませんが、あまり力を入れて授業を受けなかったり勉強しなかったりすることがあります。

でもこれだと危ないです。

科目によっては単位取得基準が高かったりしますし、レベルは高くないとはいっても勉強をしないと簡単には単位は取られません。

まずは、必修科目だからと適当にしないこと。

≪出席はマスト・遅刻はNG≫

大学の授業に出るのは当たり前です。

必修科目は朝一に入ることもありますが、そんなことは関係なくしっかり起きて時間通りに着席しておくこと。

出席点は重要ですし、出ないと授業内容はわかりません。

少しくらいの遅刻はいいだろう…いずれ大きな遅刻になるかもしれませんので、遅刻ゼロを目指します。

≪教授の著書を図書館で借りる≫

これは少し角度を変えた対策ではありますが、教授の専門著書のようなものを読んでおくのをおすすめします。

そもそも大学生には読書はいいものですし、教授のものを読んでおきレポート課題などで「この本を参考にしました」などとすると、やはり印象はいいです。

また、教授の考え方や専門分野などもよくわかりますので、図書館に足を運んでみてください。

≪課題は全てこなす≫

必修科目は、小テストやレポートなどの課題の提出率の評価割合が高い傾向にあります。

つまり、これらを疎かにすると再履修になる可能性があるので、100%を目指して提出すること、またもし完成していなく提出できないと思っても出すだけで点になるものもあるので覚えておきます。

それらの締め切りは守るのが必須ですので、スマートフォンなどのカレンダーやリマインダーなどを活用して忘れないようにします。

【何から対策すればいいかわからない学生は専門サポートを】

ここまで主に必修科目など再履修を防ぐための対策ポイントについて解説しました。

これらを守れば基本的には必修科目は問題ないでしょう。

でも、学生によっては必修科目の内容が苦手だったり、背伸びをして入った大学なのでレベルの高さについていけなかったりするかもしれませんので、その場合は学習サポートを活用するとより安心です

弊社、大学生向け学習塾「猫の手ゼミナール」では、毎年数多くの大学生をサポートしており、単位取得、留年対策などその目的は様々です。

文系から理系まで幅広く対応していますので、ぜひ一度無料学習相談までお問い合わせください。

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【まとめ】

大学の必修科目を落としても確かに再履修という制度はあります。

それは救いの手ではありますが、今日紹介したようにいくつかのデメリットがあるのも事実です。

当然、しっかり勉強して単位を取得する方がその先のことを考えてもいいので、今勉強についていけていないと感じる学生は、早めに対処をするようにしましょう。

※この記事は2025年8月に編集しました

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この記事を書いた人

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