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実験が多く理系学部の中でもなかなか大変な化学科ですが、あなたはどんなイメージをお持ちですか?
今日は、大学の化学科の研究室やレポート課題の実態について解説します。
ここで紹介する内容はあくまでも一般論になりますので、参考程度に読んでください。
白衣を着てたくさんの実験をこなす…
このようなイメージを持っている人が多いかもしれない大学の化学科ですが、化学系は大きく化学科と応用化学科の2つに分けられます。
化学科、応用化学科ともに大学に入学してから最初に勉強するのは、
・有機化学
・無機化学
・物理化学
これらは2年生になってから必修になることが多く、その後2~3年生になると分析化学、化学工学、生化学などを学ぶのが一般的です。
1~2年生の時は、数学や英語、社会系の教養科目を受講することが多く、これは他の理系学科の学生も同じでいずれかの教養科目を履修することになります。
数学は大学により異なりますが1~2年生で終わることがほとんどで、4年生での研究室配属時にも数学の知識は求められるのでしっかり勉強しておきたいです。
英語に関してはTOEIC対策の授業などいろいろあります。
そして、大学の化学科が大変と口を揃えて学生が言う理由に、研究室の配属やレポート課題の多さが挙げられます。
化学科では実験が多いので、その実験を行うためには研究室に行く必要があります。しかも、生物や長時間かかる実験を行うことが多いのでどうしても拘束時間が長くなる傾向にあり、化学科の学生の多くは特に4年生になるとかなりの時間を研究室で過ごすことになるでしょう。
そのため、大学生活でのサークルやアルバイトなども不可能ではありませんが時間的拘束を考慮すると必ずしも容易とはいえません。
そして、レポートも他の理系学生よりも多く書くことになり、実験が多い分やはりレポートにまとめる回数も必然的に増えます。
化学系の研究室についてたまに言われることとして「ブラック環境じゃない?」というのがありますが、場合によってはそれに近いところもあるようです…。
もちろん研究室によって違いますが、寝袋が2~3個おいてあったり、学生は椅子を並べて寝泊りするのが日常だったり、夜中に研究室に来て実験を始めるなど特に文系学生など他の大学生からすると考えられないような環境だったりもします。
どの時期かによっても忙しさは異なりますし、教授や研究室によっても環境は違うので全てがブラックではありませんが大変なところもあるようです。
いかがでしょうか?大学の化学科は確かに大変で忙しいです。
大学で化学を専攻する際は、単純に化学が好き、興味があるという理由だけでなく大学院まで行って化学の勉強をしたい、化学者になりたいなど強い目的がある方が現実とのギャップに驚くことは少ないかもしれません。
では本日も最後までお読みいただきありがとうございました。
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