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物理学科や数学科はもちろん、文系でも経済学系などの学生は大学で数学を学ぶことになります。
大学で学ぶ数学を一般的に「大学数学」と言いますが、高校までの数学とどのように違うのでしょうか。
今回は、その違いについて紹介します。
一般的に大学で数学が必要となるケースは大まかに、先ほど述べた数学科などバリバリの理系学部や学科、経済学部など文系だけれども数学を必要とする、そしてその他の学部学科です。
数学科や物理学科の場合、かなり高度な数学力が必要とされ計算力というよりは論理力が求められます。
数学科などの教科書を見てもわかりますが、日本語が多く数式が少ない、計算に重点を置いていないのがよくわかると思います。
物理学科の場合は、どの専門かによって異なりますが理論的な数学を勉強しなければいけないケースもあります。
経済系の学科でも高度な数学が求められます。それ以外の学部学科では数学が求められたとしてもそこまで難易度の高いものではありません。
ここでは大きな違いを3つ紹介します。
特に数学科などの数学ですが、大学数学ではとにかく論理力が求められます。
「当たり前じゃない?」というような事実でも大学数学では証明しなければいけません。高校まで数学が得意な人でもこの論理力の重要性につまずく人が結構多いです。
これも高校数学との大きな違いで、線形代数学などがいい例です。
高校では行列やベクトルについては2-3次元のものしかやりませんが、大学数学ではもっと多く一般のn次元を扱います。
抽象的になるということはこれまで重宝していた直感や感覚が使えなくなるので、この抽象度に苦戦する学生は結構多いです。
大学数学では正しい論証を行う力が強く求められます。
これは数学だけに限ったことではありませんが、大学では授業時間もスピードも高校と比べるとアップします。
大学によっては学生数も多いですし、教授も高校のように学生一人一人に丁寧なサポートができるとは限りません。むしろできないことの方が多いです。
大学数学ではより深く多い内容を短時間で学ぶため、中身の濃い時間になるでしょう。
大学数学に遅れを感じる学生は早めの対処をしないとどんどん置いていかれるので、自習などこれまでより高い自己管理能力が求まれます。
数学だけでなく大学の授業全てにおいてです。
大学数学の基礎、ベースはやはり高校までの数学の知識です。
特に、数学科など数学をバリバリ行う学生は基礎ができていないと話にならないので高校までの数学はとても大切です。
経済系などの学生も同じで、数学が必要とされるのなら数学の基礎知識は必須です。
ただ、高校数学を全てやり直すのは時間的に難しいこともあるので、今自分に何が必要なのか、効率的にやるにはどうしたらいいのかをよく考えて4年間という長いようで短い大学生活を有意義に過ごしてください。
いかがでしたか?おそらくこの記事を読んでいるあなたは数学に不安や苦手意識を持っている人だと思うので、当サイトの数学に関する他の記事もぜひ参考にしてください。
本日も最後までお読みいただきありがとうございました。私たちは大学数学に悩む学生の味方です。
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