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今、大学の薬学部で勉強をしている学生は就職状況についてしっかり把握しているでしょうか。
現在は勉強が大変で、薬剤師の国家試験もあるのでその先のことはとりあえず考えられないという人もいるかもしれませんが、あなたもいずれ就職をすることになります。
今日は、大学の薬学部のリアルな就職状況について解説します。
どのくらいの人が就職をして、薬剤師にはどのくらいの人がなっているのかなどがわかります。
大学の薬学部で勉強をしている学生は、その多くが薬剤師を目指しているかもしれません。
特に、6年制の薬学部に在籍する人にとっては薬剤師になるルートが最も一般的で人気があります。
そのため、6年制の薬学部の学生は就職先がある程度制限されていると感じることもあるかもしれませんが、一体どのような就職先に進んでいるのでしょうか。
まず、薬学協議会「令和3年3月卒業生および大学院修了者の就職動向調査」によると、令和3年度に6年制の薬学部を卒業したのは日本全国で9,879人で、就職をしたのはその中の6,305人です。
この数字を見ると、約64%の学生が就職をしていることになります。
「え、少ないのでは…?」
と思うかもしれませんが、大学院だったり、この調査時には無給実習や進学などで就職先が決まっていなかった人もこの36%に含みますのでそのようなものです。
では、薬学部を出て薬剤師になるのはどのくらいの割合なのでしょうか。
まず、前提として現在では薬剤師になるためには6年制の薬学部を卒業する必要があり、4年制の薬学部では不可ですので覚えておきます。
薬学部を出て就職した人の中で、保険薬局や医薬品販売業に従事している人は全体の50%ほどで、医療機関で薬剤師として勤務している人を入れると69%ほどになります。
大体70%近くが薬剤師として働いていることになり、かなり多い数字ではないでしょうか。
薬剤師になる人は多いですが、それ以外の人も当然います。
彼ら彼女らは、大学院に進学してさらに専門分野を勉強したり、薬学の能力を活かして別の分野で活躍したりしています。
例えば、化学や医薬品、化粧品、医療機器などのメーカーから治験や医薬品卸売業、行政など薬学という分野はいろんなところで必要になります。
それ以外、薬学とは関係のない一般企業に就職をする人もいるでしょう。
4年制の薬学部では、薬剤師になられないので研究職だったり、開発職などに就く人や大学院でさらに研究を行う人などもいます。
今日は、大学薬学部の就職状況について解説しました。
薬剤師になる人は多いですが、それ以外にも薬学の知識を活かし様々なフィールドで活躍するのが薬学部の魅力です。
あなたも現在、薬剤師の国家試験に向けて勉強に取り組んでいるかもしれませんが、そこを目指し薬剤師になるのも良し、それ以外の道もたくさんありますので広い視野を持って就職活動を行うようにしましょう。
では、本日も最後までお読みいただきありがとうございました。
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