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大学生になれば論文を読む機会は増えると思います。
大学レポートを書く際や卒業論文、何か学問について勉強する際など、論文というのは非常に有益で価値のあるものです。
そんな論文には日本語で書かれたものと英語など外国語で書かれたものがありますが、あなたは普段どちらを主に読んでいますか?
今日は、大学生の子どもを持つ保護者の方に向けて、大学生が英語論文を読むメリットについて解説します。
英語論文の良さ、メリットなどをお子さまに伝えてあげてください。
英語論文というのは、当たり前ですが、英語で書かれた論文のことです。
大学生も保護者の方ももしかしたら「論文=日本語」と捉えているかもしれません。
それは別に悪いことではありませんし、論文を読んだことがないという人は一定数いますので、論文を読み専門知識を身につけたいという姿勢自体が評価されるべきです。
しかし、せっかく論文を読むのなら日本語よりも圧倒的に数の多い英語論文の方がメリットは多いです。
では、具体的に大学生が英語論文を読むメリットについてみていきましょう。
日本語を話すのはあなたも知っている通り、我々日本人だけです。
つまり、日本語論文を書くのは日本人だけで、世界では日本語は話されていません。
それに対して、英語は世界共通語であり英語話者だけでなく世界中の人が論文を書くので、英語論文の方が圧倒的に数が多いです。
ある調査によると、世界の論文の95%以上が英語で書かれたものともいわれており、しかもその半数以上が非英語圏の人々によって書かれています。
日本人のような英語を母語としない人が英語で論文を書いているのです。
英語論文の数が多いということは単純により多くの情報を入手できるので、日本語という小さな枠の中で探すよりも英語を使った方がはるかに有益な情報に出会いやすいということです。
論文の言語自体は難しいものです。
それは日本語でも同じで話し言葉ではなく、学術的な単語や言い回しが使われるので英語論文もレベルは高いでしょう。
しかし、それが英語力の向上に役に立ち、たくさんの語彙や文法などを習得できます。
読む英語ですので話す英語には直接は関係しないかもしれませんが、英語力には変わりありませんので基礎固めにはなります。
英語を問題なく読める人はそう多くありません。
わからない単語を調べて、読み、理解する、その努力自体に価値があります。
「やればできる」という自信がつけば、大学生の子どもは他のことにもチャレンジしたくなるでしょう。
英語で書かれた難しい文章ですので、そう簡単ではありません。
しかし、英語論文も論文ですので、基本的には下記のように書かれています。
・Introduction(序論)
・Method(方法)
・Result(結果)
・Discussion(考察)
どの部分で何が述べられているか構造を把握することで理解しやすくなります。
また、確かに英語論文は学術的な単語などが使われていますが、学術論文というのは専門家以外でも理解できるように実はシンプルに書かれていることが多いので、想像以上に読めます。
ある程度はもちろん英語力はないといけませんが、大学生であればイメージするよりも「いける」と感じるかもしれません。
わからない単語などはその都度調べて暗記していけば、別の論文を読む際の役に立つでしょう。
それでもどうしても理解できないという場合は、
・要約を読む
・結論を見る
この手順で読み進めてください。
そこから内容に進み、理解していくといいでしょう。
今日は、大学生と英語論文に関する内容でした。
子どもが日本語論文を日頃から読んでいるのならその姿勢は評価してあげ、さらにブラッシュアップするためにも英語論文という選択肢を提供してあげてください。
今ではインターネット上でも英語論文は簡単に手に入ります。
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