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大学物理学科の留年率からみる学生の取り組み方

物理学科のある理学部というのは、専門性が高く難易度が高い学部でもあります。

理学部には数学科や化学科、物理学科などいろんな専門がありますが、今日は、その中でも物理学科の学生を対象に、留年率はどのくらいか、そしてどのように学業に取り組んでいけばいいのかについて解説します。

ぜひ最後までお読みください。

目次

【大学で留年することのデメリット】

留年というのは、大学生であれば誰もが避けたいものです。

普段から学生は一生懸命勉強をし、課題をこなし、単位を取得するのですが、何かしらの原因で留年してしまうことがあります。

留年することで、まず、単純に単位を取られなくなります。

当たり前のことで、単位を取られないから留年しているわけで、それが卒業のタイミングの遅れにもつながります。

経済的にも余分に授業料などがかかりますし、就職活動をするタイミングもズレます。

また、就職活動での印象もよくはないでしょう。

理系学生は専門性を評価されたり、即戦力になるかなどを判断基準にされる傾向にはありますが、同じレベルの学生がいたら当然、ストレートで卒業した人の方が印象はいいはずです。

他にも留年には奨学金がストップしてしまったりとデメリットがあります。

【大学物理学科の留年率】

まず、前提として、各大学によって単位認定やレベルなど条件が異なるので、一概に物理学科=〇〇%の留年率というのは表現しにくいです。

ただし、今回は、留年率が実際に公開されている東京理科大学2022年度のデータを参考に解説します。

≪理学部第一部(2020・2021・2022年度平均)≫

・数学科:5.6%
・化学科:4.0%
・物理学科:4.9%

≪理学部第二部(2020・2021・2022年度平均)≫

・数学科:10.7%
・化学科:8.5%
・物理学科:11.6%

理学部第一部では物理学科の留年率は5%弱とやや高いですが、他の学部学科に比べてそこまで突出して高いわけではありません。

理学部第二部は、第一部と授業内容自体は同じですがこちらには高校を卒業した後に就職をしたり進学などでブランクがある人も含む学科です。

留年率的にはかなり高くなっているのがわかります。

また、東京理科大学は一般的に単位を取るのが難しいらしく留年率も高いといわれているので、もしかしたらあなたの在籍する物理学科の留年率はこれよりも低いかもしれません。

ただし、一般的に冒頭でも述べた通り、物理学科のある理学系は専門性が高くレベルが高いので単位を落とし留年してしまう学生は一定数いるでしょう。

では、学生はどう対応すればいいのでしょうか。

【大学物理学科の学生ができること】

では、物理学科の学生は日頃、どのようなことに気をつけて過ごせばいいのでしょうか。

物理学科で留年しないためには、単位を取らなければいけないのですが、そのためにできること、やるべきことはたくさんあります。

例えば、まず物理学を勉強するには数学を理解することが大切です

物理を理解するのに数学は道具のようなもので、これを理解していないと物理はわかるはずがありません。

また、物理学の参考書などを使って大学で理解できていない内容を自習することで授業スピードにあなたの理解度を追いつかせます。

他には、日常生活とのバランスを意識して過ごすことも大切で、プライベートやアルバイトなど勉強とのバランスはしっかり取れているか、勉強が疎かになっていないかなどを見直します。

もし予定が多く忙しいのなら、その予定に優先順位をつけて、今やるべきことは何か、また勉強の中でも今取り組むべき勉強はどれかをリスト化します。

担当の教授に物理の質問や勉強のことで相談をしてみるのもいいと思います。

有益な情報を得られるだけでなく教授との関係性も良好になるかもしれません。

【まとめ】

今日は、大学物理学科の留年率からみる学生の取り組みについて解説しました。

物理学科は大変な学科ですが、それ故、やりがいがあり、その専門性は将来、いろんな場所でメリットになるでしょう。

そのためにも、学生のうちにしっかり学び、社会で活躍できるような力を身につけておきたいものです。

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