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「大学の物理学科で得られるのは物理に関する知識…」、そんな簡単には表現できないほど物理学科で身につくスキルというのは多岐にわたります。
今日は、そんな物理学科がある理学部では具体的にどのようなスキルを習得できるのか、それをどのように活かせるのかについて解説します。
物理学科の学生でもこれらをしっかり把握できている人は少ないです。
数多くある大学の学部の中でも、理学部は誰でも知っており多くの大学に設置されています。
理学部というのは、その漢字の通り、「理論の学問」であり、数学や生物、科学、物理などの分野で自然の仕組みについて解き明かす学問です。
理学部によくある学科としては、数学科、化学科、生物学科、地学科、そしてこの物理学科などがあります。
理学部の学科では実用性のある専攻を学びます。
物理学科や数学科はその代表例でしょう。
これを聞くと専門性が高すぎる故に卒業後の進路は限られているのでは?と思うかもしれませんが、実は次に紹介する物理学科で得られる知識などを含め、むしろ求められている人材でもあります。
では、物理学科、理学部ではどのようなスキルが身につくのでしょうか。
順番に解説します。
理学部のどの学科でも同じことですが、特に物理学科は顕著です。
数学も学び、計算などがあるので、論理的思考力が養われます。
物事を冷静に考えて、判断する、この能力というのは物理学科の学生にとっては特別なことではないかもしれませんが、他の学部ではできていない人は多いです。
でも、社会に出たらこの論理的思考力はどの場面でも重要になり、これがない人は正直、社会で活躍するのは難しいともいえるでしょう。
そして、論理的分析力も物理学科では養われます。
これも一部の文系学科を除いて、多くの人は持ち合わせていないスキルですが、社会では必要とされています。
分析をするのには冷静な思考や判断が重要になり、先の論理的思考とリンクしています。
基本的に数値は嘘をつきません。
人は感情やイメージで物事を判断してしまいがちですが、必要なのはデータを読み取り、客観的に見ることです。
物理学科を出ることで、数値化されたデータを正しく読み解くスキルが身につきます。
スーパーの商品がどのくらい売れたか、ブログの閲覧数がどのくらいかなど世の中のことは基本的にデータで表されています。
大学の文系学部では基本的に実験はありません。
高校までは実験をしたことがあると思いますが、大学の物理学科など理学部で行う実験は桁違いに細かく実用性があります。
長い年月をかけて実験を行い、答えを導き出す、この実験で得られる集中力や忍耐力は社会に出てからも役に立つでしょう。
物事がうまくいかなかった時には何が問題でどう解決すべきかなど問題解決能力もともに養われます。
では、物理学科の学生はどのような場所でそのスキルを活かせるのでしょうか。
統計学や力学のような物理学科の学生が得意とする分野を活用できるところがよくて、例えば、IT業界や半導体・電子メーカーなどが相性がいいように思います。
他にもデータを取り扱うデータサイエンスなども最近人気のある職業です。
今日は、物理学科の学生が身につけられるスキルとその活かす場所について解説しました。
理学部は勉強量が多く大変かもしれませんが、やりがいがあり物理が好きな人ばかり集まっていますので、非常に有意義で楽しい時間を過ごせるでしょう。
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