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講義前に予習をする事は、それまで通っていた小中高校と同様に大学に進学してからも行なうべきことです。より専門的で難しい大学での学習ではどのような方法であれば効率的な事前学習になるのかまとめてみました。
【分からない所を知る】
まず始めに効率的な予習の方法として挙げられるのは、テキストを読み進める中でどのような所に理解できる部分と理解できない部分があるか把握をする事です。 講義では新しい事を始めて教わる場であると考えがちですが、それでは他の学生に一歩遅れを取る事になりかねません。 またまっさらな状態で講義を受けてもストレートに頭に入る訳ではありませんので、まずは事前に学習した内容を踏まえて自分が得た理解が正しいかを確認しましょう。 さらに理解が及ばなかった部分については、追加でヒントを得て自身で考えを深める事が、講義を受けるより正しい姿になるのです。 ご自身で理解できた部分についてはより詳細な所まで理解を深めることができますし、また理解できない部分については単に教わるのでも良いですが、ご自身の中で噛み砕くためのヒントを得る事ができれば自己解決する事ができるのです。
【復習を交えた予習】
続いて効率的な予習の方法としてポイントになるのは、講義前に行なう事前の学習と共に、講義後の復習についてもセットで行なう事が挙げられます。 実はこのあたりについては文部科学省の省令で定められている大学設置基準に言及があり、大学は学生が事前の学習や復習に時間を掛ける事を前提に目標を定め授業を行うよう規定しているのです。 この目安となるのは1コマの講義の前後で、学生が1.5コマ分の自習を必要と決められており、90分の講義時間に対しておよそ2時間以上の自習をその前後で行なうよう念頭に置いた授業が行なわれているのです。 そのため講義前の事前学習と共に復習も重要になりますので、双方がセットになり始めて大きな学習効果を得る事ができるのです。
【予習・復習の比率】
では事前学習と復習については、どのように関係性を持たせて学習を進めれば良いのでしょうか。 そもそも大学では予習について必要性が高い一方でそれほど多くは求められておらず、むしろ講義後の復習はしっかりやる必要があるのです。 ただそうした事情も一概には言えず、教科によっては当然の如く学生が事前学習を行なっている前提で授業が進む事もあります。 特に語学関係の科目は、単語調べや和訳などを含めて事前に学習しておかなければ授業についていけなくなる恐れもありますので、科目ごとにメリハリをつけて事前学習を行なう事も効率的な方法です。
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