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普段、私たちが正しいと思ってやっている勉強法は、もしかしたら間違っていることがあります。
今回は、心理学的な視点からわかる間違った勉強習慣についてシェアしたいと思います。
あくまでも「心理学」の視点なので、参考程度に読んでください。
皆さんがやっている勉強法は、実際に効果があるからやっているのだと思います。テストで良い点数が取れた、資格に合格できたなど努力が結果に結びついているでしょう。
でも、先生や友人など一般的にいいとされる勉強法の中には特に根拠があるわけでもなく、「なんとなくいい」とされているものもあるのが事実です。
実際、筆者が学生の頃は何も考えずにとりあえず復習をよくしていました。
確かに復習は反復練習になっていいのですが、頭に入っているか入っていないかよくわからない状態で、3回やれば覚える!と根拠のない回数にこだわっていたのを覚えています。
結果、1回やっても3回やっても頭に入っていないものはすぐに忘れるし、頭に入っていれば忘れません。
心理学の視点から見ると、普段私たちが正しいと思ってやっている勉強法にはいくつか間違えがあります。ここからは、3つ紹介します。
集中学習とは、短期間に一つの物事に対して何度も触れることで記憶する勉強法のことです。
例えば、テスト前日に徹夜で勉強する、単語を何回も書くなどが挙げられ、簡単に言うと、できるようになるまでガーッと一気に頑張る勉強のこと。
これは、心理学的に見ると非常に非効率な勉強法とされており、実際、カナダのトロント大学の研究によると「ただ繰り返しても記憶に残らない」ということがわかっています。
この研究では、被験者にペアになった単語リストを6回読ませます。
そのあとに、片方のグループにもう一度同じ単語を、もう片方には関係のない単語を読んでもらい、どちらが最初に単語を思い出せたかを調べます。
結果、両者に大きな差はなかったのです。
要するに、記憶したいことを繰り返し見ても、記憶力には差ほど影響しないということで、「同じことを何度も繰り返しやった方が記憶に残りやすいんじゃないの?」と思うかもしれませんが、集中学習の特徴がこれに関係しているのです。
集中学習ではその時は ‘’覚えた気’’ になりますが、長期的な記憶にはなっていません。
単語のスペルを覚えるために、10回など何度も何度も書いた経験はありませんか。それも、その時は ‘’覚えた感じ” がしますが、テストになると書けなくなることがあります。
よく、大切な箇所にはハイライトなど色ペンを使って勉強した方が記憶に残りやすいと言います。
その際、赤ペンを使う人はそこまで多くないかもしれませんが、テスト形式のものを採点する際など赤ペンを使う人もいるかもしれません。
「赤」には「無意識に危険を伝えさせ物事を回避させる」という効果があり、人間の視界に赤が入るだけで消極的になってしまいます。
その結果、無意識に脳が萎縮し勉強効果が薄れてしまうのです。勉強する際やテストの際は、赤のものは持っていかないようにしましょう。
勉強机でも同じで集中して勉強したい時は、何か赤いものがあれば別の場所に置くようにするといいかもしれません。
教科書の内容を理解するために、何度も読み返すこともあるでしょう。
その方が頭に入っていいのでは?と思うかもしれませんが、何度も読む=理解した、とは必ずしも言い切れません。
何度も読むことで文章自体には慣れるかもしれませんが、その「慣れ」が概念まで理解したと勘違いさせてしますのです。
これは「その1」と少し似ていますが、理解した ‘’感じ’’ がするだけということです。
勉強する際は、何度も読むなど回数や出来高にこだわるのではなく、長期的な記憶として頭に入っているか効率性を重視したいものです。
普段やっている勉強法であまり効果がないと感じている人は、内容を理解するという勉強の根本的な目的を見失っている可能性があります。
一度、自分の勉強習慣を見直してみてください。
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