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7月の半ばに入り、すでに試験が始まったという学生もいると思います。試験が終われば待ちに待った夏休みです。
日本では、8月~9月末にかけて2ヶ月ほどの休みですが、海外では3ヶ月が一般的なようです。同じ夏休みでも、日本と海外では過ごし方が異なります。
今回は、その理由についてです。
日本では、一般的に前期試験が終わる8月頃~9月末までが夏休みになります。試験が早く終わればそれだけ長くなりますが平均的に2ヶ月です。
長すぎない?と思うかもしれませんが、実は海外ではもっと長いです。では、各国の夏休み事情について書きます。
「卒業するのが難しい」と言われるアメリカの大学では、6月上旬~9月上旬にかけて約3ヶ月の休みです。
大学によっては、9月末まで休みのところもあるので4ヶ月間になることもあるとか。
中国では、7月上旬~8月下旬までの2ヶ月が多いです。日本のように春休みはありませんが、約1ヶ月の冬休みがあります。
夏休みは6月上旬~9月中旬の約3ヶ月です。基本的には、アメリカと似ています。
スウェーデンでは、6月上旬~8月下旬が夏休み。こちらも約3ヶ月です。
教育レベルが高いことで有名な北欧でも、3ヶ月と長い夏休みには驚きです。
最後に、お隣韓国。韓国の大学生はとにかく勉強熱心というイメージがありますが、夏休みは6月下旬~8月下旬の2ヶ月です。
韓国では、この期間にアメリカやフィリピンなど短期留学する学生もおり、男子学生なら休学申請を届けて軍隊へ入隊する人もいるようです。
日本と地理的に近くても、夏休みの過ごし方は大きく違います。
ここまででわかることは、アジア圏では比較的日本と似ていますが、欧米では3ヶ月のところが多いということです。
これは、大学の授業がスタートする時期が異なるのが関係しており、中国では9月開始が多いですが韓国では3月が一般的、欧米では9月入学が多いです。
そのため、6月など前期学期が終わってから9月の新学期まで休みになる欧米では、必然的に3ヶ月と長くなるのかもしれません。
今回は、アメリカの大学生を比較対象にします。
日本では、ようやく前期学期が終わり、リラックする時間として夏休みを過ごす人が多いと思います。
海に行ったり、バーベキューをしたり、友人らとワイワイ過ごすのが夏休みの醍醐味。また、一人暮らしをしている学生は、長期休暇を利用して実家に帰るなど家族と時間を過ごす人もいます。
それに比べて、アメリカでは、もちろん家族や友人と時間を過ごすのですが、自分を成長させる良い機会と認識している人が目立ちます。
3ヶ月の間にたくさんのことを経験して、将来のキャリアップにつなげることが重要なのです。
具体的には、
・インターンシップやボランティア
・夏季の授業をとる
・研究する
など
医学部や法学部のように大学卒業後、メディカルスクールやロー・スクールなどプロフェッショナルスクールに通う学生が多く、インターンシップなどの課外活動に参加して知識だけじゃなく経験も身につけます。
インターンシップの経験は、プロフェッショナルスクールの出願時に有利に働くことがあります。
実際、筆者がアメリカに留学している時も、夏休みを利用してインターンシップをしている友人をたくさん見ました。せっかくの休みなのに、なんだかもったいない…と内心思っていました。
アメリカでは、夏休みを利用して1学期間で学ぶ内容を勉強します。
GDPを上げるため、卒業をできるだけ早めるため、などの理由で履修する学生が多いです。
1ヶ月など短期で集中的に行うため、授業は毎日あり宿題も多いです。
あとは、自分の専攻科目に関連するアルバイトをしたり、将来のキャリアップにつなげます。
このように、アメリカでは将来のキャリアアップに向けて夏休みを過ごすのが一般的で、日本とアメリカでの新卒者への捉え方と教育システムの違いが影響しているようです。
日本では、新卒研修など基本的に新入社員を手厚く育ててくれますが、アメリカでは即戦力としてどのくらい計算できるのかが求められます。
そのため、たとえ新入社員でもその分野にどのくらい精通しているのか、大学生の時にどのくらい実践を通して経験を身につけたのかが良い仕事を見つけるために大切なポイントなのです。
また、大学院の奨学金をもらうためにインターンシップなどの経験がどれほどその人の将来性に影響するのかも判断材料になることがあります。
このように、日本とアメリカでは大学のシステム自体が異なるので、夏休みの過ごし方も自然と違ってくるのです。
ぜひ、この記事が皆さんの役に立てば嬉しいです。
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