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いずれ、就活を控えている大学生はこのSPIを受けることになるでしょう。
現在、多くの企業がこのSPIというテストを採用しており、大学生の皆さんは「 SPI」という名前は一度は耳にしたことがあると思います。
しかし、SPIがどのようなテストなのかしっかりと把握している学生は意外と少ないのではないでしょうか。
今回は、そのSPIについて解説します。
SPIは、リクルートキャリアが開発した「適性検査」のことです。正式名称は「SPI総合検査」と言いますが、大学生の間ではSPIとして知られています。
企業が採用を行う場合、応募者の能力や人柄などを把握する目的で、多くの企業でこのSPIが採用されています。
企業によっては、このSPIテストに合格しないと1次選考や2次選考に進めないところもあり、就活をする学生にとって、このSPIは最初の突破すべき壁となります。
SPIの受験方式は、専用の会場に行って受験する「テストセンター」、自宅などのパソコンで受験できる「Webテスティング」、企業で受験する「インハウスCBT」、そして企業の用意した会場で受験する「ペーパーテスト」があります。
そして、SPIの中には「SPI2」、「SPI3」など異なるバージョンがありますが、全てを含めてSPIと呼ばれています。
2016年のSPI3受験者数は、なんと189.2万人、採用企業数は11.900社にも及ぶ国内最大規模の適性検査です。
SPIの内容は、適正テストと能力テストの2分野に分けられます。
性格を判断するテストで、200問ほどの質問で構成され、それぞれ「はい」または「いいえ」で回答する形式です。
問題は、行動的側面、意欲的側面、情緒的側面、ライスケールの4分野から出題されます。
ただ、商品によって異なり、社会でやっていけるかなどストレス耐久を測るものやすぐに退職しないかなどを測る問題が出ることもあります。
この適正テストでは、企業が求める理想の人材を見つけるものなので、その企業で働きたいからと嘘の回答をすれば、虚構性が疑われることがあるので、自分の特性を正直に答える必要があります。
能力テストでは、言語分野と非言語分野の2つに分かれます。
国語と算数をさらに複雑にしたような問題が多く出題されるので、基本的な知識はもちろんのこと、時間内に解けるようにしっかりとした対策が求められます。
例えば、言語分野では、長文読解、文節の並び換え、熟語の成り立ちなどが出題されます。それぞれ出題頻出度が異なるので、自分の不得意な分野に合わせて対策したいですね。
非言語分野では、基本的に算数に関する内容で、年計算、通過算、整数の推理、不等式の領域など、幅広い分野から出されます。
その他に、企業によっては英語の出題がある場合もあります。同意語や反意語、英英計算などです。
実は、SPIには共通した合格基準があるわけではありません。
企業によっては、5割程度に設定していたり、8〜9割ないと合格しないところもあります。大手企業では、受験者数が多いため、このSPIの合格ラインを高めに設定しているところが多いでしょう。
自分が応募する企業の合格率などをしっかりと調べておきましょう。
応募者の能力や人柄を測定するSPIでは、早い段階から日常的に対策をしておく必要があります。
特に性格などを選定する適性テストでは、一週間前から必死に暗記して成果が出るようなものではなく、能力テストも非常に幅広い分野から出題させるため、基本的に少しの対策でどうにかなるようなものではありません。
国語や算数といった基礎的な知識を身につけておく必要があるので、日頃の大学の授業をしっかりと受けて、自分でも基礎力が足りないと思う場合は日頃から勉強するようにします。
では、今回は就活の際に必要になるSPIという試験について紹介しました。
次回の記事では、SPIの具体的な対策方法など、もっと突っ込んだ内容について解説していきます。
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