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大学生になってレポート課題を出されると、まずどう書いていこうかと考えますよね。
書き方さえわかれば、あとはこれまでの経験を活かして書き上げることはできると思っている人も多いのではないでしょうか。
この記事では、大学生だったらこう書くのが基本!という一般的なレポートの書き進め方を説明していきます。
レポートを書き始める前に読んでいただけたら、きっとうまく書けるという自信をもつことができると思います。参考にしてくださいね。
大学生がレポート課題を出されたら、先生や学部からの指定がない場合は、次のような手順で書き進めてみましょう。
1.何について書くかを決定する。
2.本やインターネットを利用して、さまざまな角度から情報を集める。
3.調べた情報をもとにして自分なりの疑問をもったり、わかったことをピックアップする。
4.疑問点を決める。
5.その「疑問点」の答えにする「主張」を考える。
6.自分の「主張」に対して、それを裏付ける「根拠」になる情報を集める。
7.「章」「節」「項」など、レポートの構成を考える。
8.構成に従って書く。
9.推敲する。
10.学部・氏名・提出先・期日などレポートに対する全般的な確認をする。
先生が大学生にレポートを課す理由はさまざまですが、レポートは論文を書く場合に必要な「問いを立てる」ことの訓練になるため、大学生になったらレポートの提出は当たり前のこと。そして先生が出した課題について、何に疑問をもつかということが非常に重要です。
レポート課題が出たら、先生が出した大きな課題の中から、何を書くかをまず決めましょう。そのことについて本やインターネットで調べる作業は、実は簡単にすませたくなる部分ですが、ここを怠らないようによく文献やインターネットで調べてください。
また、いろいろな本を読む前に、教科書やノートで授業を振り返ってください。先生が大切だと考えていることがわかり、それだけで書くべきことの方向性が見えることもあります。
自分の身の回りにもヒントになることがあるものですよ。
大学生のレポートの書き方で大切なのは、疑問点を持ち問いを立てること。
論文では自分で問いを立てますが、レポートでは先生の出した課題から「問い」を立てます。
これが中高生のときに経験した「調べ学習」とちがうところで、「問いを立てる」ことで自分なりの答えを導き出すことがレポートの中心になるのです。
つまり、自分なりの疑問点とは、「自分の主張のためのきっかけになること」といえます。
情報収集から自分の疑問点をみつけ問いを立てるときは、情報の中で気になるところにしるしをつけたり、プリントアウトしたりしていきましょう。
気になる点の中で自分が一番注目したことや、気になる点が共通していることがあれば、そこから問いを立てると書きやすいと思います。この問いが、レポートを書く自分の軸になる点です。
問いを立てたら、自分なりの答えを考えてみてください。自分なりの答えとは、つまり「主張」です。
例えば、「2020年の教育改革について」であれば、「なぜ教育改革をすることになったのだろう。」という自分の疑問点をもちます。その答えを「グローバル化が進み、今の教育課程ではそれに見合った教育ができないと考えたから」とおおまかな自分なりの答えをみつけます。
ここで、注意したいことは、おおまかな答えのままだと「問い」が大きすぎる場合があるということ。「グローバル化が進み、今の教育課程ではそれに見合った教育ができないと考えたから」というのも目をつけている範囲が広くなり過ぎています。
そこで、この場合ではどの課程に注目するかを考える、「小学校」「中学校」「高等学校」「大学」などどこに注目するかを考えます。深みのないレポートで終わってしまうことのないように具体的に「何」に的を絞るのかを見極めてください。
この答えは、課題に対しての情報収集をする中で、みつけていくことになるため「なぜ?」と意識しながら本やインターネットを読み進めていくことが大切です。
先ほどの例にあげた「グローバル化が進み、今の教育課程ではそれに見合った教育ができないと考えたから」という自分の答えは、「おそらく、たぶん、きっと」などという言葉で主張していくことはできません。
この自分の答えを主張していくためには、それを裏付ける根拠が必ず必要です。
最初の段階で情報収集した本やインターネットだけではなく、自分の主張を裏付けるための論文や研究発表も調べて根拠をみつけだしていきましょう。
「主張と根拠」をできるだけ多く繰り返していくことも大切です。
レポートはたくさん書いていくことで上手になっていくものです。
最初からうまく書ける人はなかなかいません。
特に大学生になったばかりで初めて課題が出されると緊張して進まないかもしれませんね。
行き詰まったときは、いったん作業を休めて気分をリフレッシュすると、その後思いのほかスムーズに書けることもあります。
課題に取り組むときは、時間に余裕をもって早めに進めるとあわてずにすみます。
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