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男女雇用機会均等法が施行されてから久しいですが、近年では社会進出する女性の数もかなり増加しています。
募集や採用時における取り扱いだけでなく、採用されてからの配置や昇進・教育訓練、福利厚生、定年、退職、解雇等においても女性労働者であることを理由に男性労働者と差別的な取り扱いをすることを禁じています。
また、時間的な制限も無くなっていますので、女性でも深夜に勤務することが可能です。
平等に取り扱うとする法整備が進んだ後は企業側の意識も大分変わってきていますので、昇進に関するハードルが低くなっていることは事実です。
既に女性管理職が増えているのがその証拠であり、今後もどんどん増えていくと予測されています。
管理職になると自分の業務だけでなく管理に関するノウハウが求められますし、まとめるために様々な問題が生じてストレスを感じる機会も増えますが、その分待遇面に反映されますのでやりがいを感じることが多いようです。
女性の管理職が増えるというのは企業にとっても良い傾向であり、同じ力を持つ人が男女差なく同じ待遇が受けられるような体制の整っているところは、良い業績を残して会社を安定的に運営することができます。
平等な扱いが期待できる企業では実力主義での評価がなされていることが多いので、理系女子にとっては理想的な環境です。
理系女子のほとんどが専門性の高い知識を持っており、その知識を活かせる職場を見つけることができればどんどんスキルを見につけることができます。
自分にピッタリと合った職場探しが行えるかが重要ですが、元々が専門性の高い勉強をしてきていますので、他との差別化を図るという意味でとても有利になることは確かです。
この部分が就職活動を行う上で理系女子で良かったこととして挙げられる点であり、文系の場合は他の人と差がつくような知識を身につけたり勉強をしてきているケースが少ないので就職活動が困難になることが多々あります。
そのため、資格の取得に励む人も多く、資格を取るためにダブルスクーリングをする人も大勢います。
せっかく理系の大学に入ったのですから、専門性を高める勉強や研究は率先して行っておくべきです。
ただ何となく過ごしてしまえば4年間などあっという間ですが、日々目的意識を持って臨めば有意義な時間を過ごせますし、どのように勉学に励んできたかは就職活動を行う際の自己アピールで良い手段となります。
もちろん、大学で研究してきたことを続けたいと考えればそのまま大学院に進むことも可能であり、理系ではそれほど珍しいことではありません。
続けて研究をしやすいような環境が整っていることも理系女子の人にとっては大きなメリットであり、大学を卒業する時に就職か大学院に進むかで悩む人もたくさんいます。
大学院に進む場合は就職が少し遅れることを考慮しなければなりませんが、やるべきことをきちんとやっていれば就職にマイナスに働くことはありません。
むしろ、一定の成果を上げてから就職をするとなると、企業側からアプローチされるケースもあるくらいです。専門性の高い知識やスキルを持っているということは就職する上で強力な武器になりますし、就職以外の選択肢もあるという点が見逃せないメリットです。
得をしていると感じることもあれば、逆に損をしたと感じることもありますので覚えておくと便利です。
理系女子で損したこととしてよく耳にするのが、希望する就職先に入れなくて研究への道が閉ざされて、これまで学んできたことを活かすことができなくなったというケースです。
希望する企業に入れたとしても、配属先が勉強してきたことと全く関係の無いところだったというケースもよくあります。
大変な実験や勉強をしてきたのに、文系の人たちと同じような仕事に就くことになってモチベーションがダウンしてしまう人も大勢います。
理系で学んできた人たちが文系の仕事を希望する場合でもスムーズに採用されやすいので就職活動は有利に進められるといわれていますが、実際には研究している分野によってはかなりの狭き門となっていて希望の仕事に就けないこともありますので、皆が理想の環境を手に入れられるわけではありません。
理系の学部はどれも専門性が非常に高いので、進んでから適性がないことに気付いて非常に後悔するケースもあります。
入学する前には興味を持っていても、大学で勉強を始めてみたら思っていたようなものではなくて急激に興味が無くなってしまうこともあります。
興味が失われれば勉強をすること自体に身が入らなくなりますし、続ける意味も見出せなくなります。そのような状態で続けたとしても、就職先としてはその分野を選択することは不可能ですので、せっかく学んできたことを活かせません。
活かせないどころか、何もアピールをするものがないという事態にもなりかねませんので、適性を見極めて進学先を決めることはとても大切です。
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