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大学での実験のポイント(新入生向け)

 

“大学での実験をするきには下記のことをポイントに押さえておくと良いでしょう。

 

目次

【予習には何をやるべきか?】

 

予習には何をやるべきか?予習は実験をする目的は何か、これに必要となるものは何か、結果として何が出てくるのかということを考えておく必要があります。

 

よく予習をする時には何をするのか分からないで目的も分からずに望むという事をする人がいますが、それでは意味がありません。何が出てくるのか分からないのが実験ではなく、こうすればこうなるはずだということが分かっていることがほとんどです。

 

大学での実験は未知の事を見つける実験はまずありません。これまで既に知られていることを追体験するのが目的のものばかりです。そのため方法も決まっていて、出てくる結果も決まっているわけです。

 

ただ、慣れていない学生が実験をすれば必ず求めている結果で出てくるわけではなく、予想外の結果で出てくることも考えられます。

 

そうなった時になぜ予想外の結果になったのかを考えることも実験の内に入るわけです。これは求めている結果が分かっているとこに出来ることです。

 

そのため、予習の段階では自分がどういうことをして、どういう結果が出てくるのかを予めシュミレーションをすることが必要になります。

 

そして、実際にやってみてそのシュミレーション通りにいくかどうかを確認していくわけです。

 

【復習には何をやるべきか?】

 

復習では、さまざまなシュミレーションを考えることです。実際に実験をしてみて分かったことがあるはずです。ここはこうすれば良かったとか、ここはもっと改善すべきだと思ったことがあるはずです。

 

そして、それをすればどうなるのかとうことを考えて現状の問題をクリアした状態をイメージするのが復習ということになります。

 

場合によっては全く別の実験の様なものを考えてもいいかもしれません。

 

一つの事が分かるとまた別の発想が出来るようになるというのが、人の知恵というものです。

単にその実験の結果だけにこだわらないで、さまざまな改善点を見つけてシュミレーションをしていくことが復習です。

 

【考察には何を書くべきか?】

 

考察には何を書くべきか?考察には、実際に体感をして感じたことや課題、そしてこの事から得られるさまざまな事に付いて考えていくといいでしょう。

 

何もこのこと一つをして終わりとするのでは、実験の意味も半分近く無くなってしまいます。

 

あくまでこうした事をするのは、数ある事象の一つに過ぎないわけで、その一つの事象を発生させることが出来たからといって、それで終わりにしては勿体ないということになります。

 

結果を元にしていかに発想を飛ばしていくことが出来るのかが問われているのが考察ということも言えるでしょう。

 

今回分かったことを元にして、それならばこれが出来るはず、こうしたことに活用できるはずというように、さまざまなことに発想を飛ばし行くことで、その事に意味が出てきます。単に目的の事象を再現させるというものだけのことではありません。

 

これが理解出来る事で、さまざまなことに応用できるということを期待しているわけです。

例えば、簡単な実験で水や冷やすと重くなって沈むというようなことが分かる事をしたとします。

 

そうすると、海の水が対流する理由なども理解できるようになります。世界中の海がつながっていて、それが対流する一つの要因として水の温度というものが関係しているということが分かってくるわけです。

 

北極や南極でその対流の原因となる水の冷却が起きているということが理解出来たりするようになります。なぜ極致で水の対流の原因が出来るのかというと、水が冷やされて沈んでいくからだという事が分かります。

 

【実験の意味】

 

このように実験自体はシンプルで簡単な実験のモノを考察をすることで、より深い知識となって自分のモノとなるわけです。

 

学生に実験をさせるのは単に実験をしてほしいという事ではなく、ある事象を知ることでより深くさまざまなことに応用して欲しいと考えているからです。

 

上記の水が冷えて沈むという実験でも、このことだけが知ってほしいことではないということが学生が知っておきたいポイントです。勿論水が重くなると沈むということは、一つの基本として知ることは必要事項ですが、それを膨らませてさまざまな事を考えて欲しいのです。

 

簡単な例であれば、お風呂の水は何故か下の方がぬるくて上の方が熱いということもこのことから理解できるはずです。理由は簡単で冷たい水は下に沈んでいくからです。

 

こうしたことが考えられるようになるのが実験です。何故こうしたことを学ぶのかというと教科書で単に水は冷たいと沈むと書いてあっても、それは知識として頭に入るだけで、応用の出来る知識になることは少ないでしょう。

 

ですが、目の前で冷たい水が沈んでいくところを見ていくと、このことからお風呂の水の対流がイメージ出来たり、果ては世界中の海の水の対流をイメージしたり出来るので、目で見て体で感じるようにするわけです。”

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