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「来週、期末試験があるので今日から徹夜する」、「夜の方が静かので集中できる」などの理由で、試験前に徹夜で勉強する学生は結構多いと思います。
昼間のように雑音などがないので、一見集中できるような感じがしますが、実はその徹夜勉強は悪影響の方が多いかもしれません。
今回は、徹夜勉強がもたらす悪影響について紹介します。
昼間は疲れが溜まっていて集中できないので、仮眠を取ってから夜中に勉強する、という人は大学の周りにも結構いると思います。読者の皆さんも、今までに一度は徹夜勉強をやったことがあるかもしれません。
そもそも、なぜ昼間ではなく夜中に勉強するのですか?
その多くの理由が、「夜中の方が静かで集中できるから」や「まとまった時間が確保できるので効率が良い」、などの理由だと思います。
ただし、今回はそんな ’’効率的’’ と思われている徹夜勉強を真っ向から反論します。今までやっていた徹夜勉強をやめるだけで、あなたの学力がアップしますよ。
徹夜勉強には、いくつかのメリットがあります。ただし、そのメリットをメリットとして生かしきれないほどのデメリットが存在するのです。
たくさんの悪影響の中で、今回は代表的な3つを紹介します。いずれのデメリットに共通するのは、学力を伸ばすために行っている勉強効果そのものの効率性を下げるということです。
最も大きな悪影響がこの体調に関することです。
そもそも、人間は昼間に活動して夜に寝ることで休息するようになっています。人間は夜行性ではないので、自然とそういうサイクルになっているのです。
朝、太陽の光を浴びて脳が起きます。なんとなくやっている私たちの毎日の習慣ですが、それには生物的な大きな意味が含まれています。
一回くらいの徹夜ならそこまで体調に悪影響を及ぼすことはないかもしれませんが、それが頻繁に続くと翌日疲れやすくなったり、眠気が残ったりなどの体調不良が出ることがあります。
疲労が溜まることで免疫力も低下するので風邪を引きやすい体になってしまうので、体調を崩さないためにもまずは徹夜勉強をやらないことですね。
冒頭にも述べたように夜の方が静かなので、集中しやすいと思いがちですが、そんなことはありません。
試験前の追い込み勉強のための徹夜の場合、明日試験があるのでどうしてもやらないといけないという気持ちが出てきます。
その感情が良い方向に行くこともありますが、朝がどんどん近づいてくる夜中には焦りに変わることも結構ありますね。
その焦りから静かで環境自体は非常に整っているはずなのに、案外勉強が進まないことがあります。逆に時間がありすぎて、どのように集中力を持続すればいいのかわからなくなることもあるでしょう。
そうなると、結果的には夜10〜11時のような寝る時間まで勉強したり、朝早く起きて勉強する方が何倍も効率的です。
「その1」と少し関連するのですが、体調の変化は記憶力にも関係します。
たとえ夜中に詰め込んで勉強をしたとしても、結果的に作業内容の割には記憶できていないということがあります。
徹夜勉強をやっている時は覚えたと思っていても、朝になって時間が経つにつれて忘れていることがあります。
「徹夜」という表面的な言葉に惑わされないで、本当にその勉強は意味があるのかという根本的なことを考えるようにしましょう。
大学生は若いので、少しくらいの夜更かしでは疲労は溜まらないかもしれませんが、その影響は必ずどこかで表面化してきます。
それが、今回紹介したような勉強の効率に関することですね。
まずは、朝起きて昼間活動的に過ごし、夜寝るという本来の人間の習慣を身に付けて、健康的な毎日を送るように心がけてください。
当たり前のように思うこの習慣こそが、ついつい大学生がやりがちな学習レベルを低下させる大きな原因なのです。
徹夜勉強をやめて健康的な毎日を送るだけで、何倍も頭が冴えて効率的な学習効果が期待できますよ。
では、この記事が読者のみなさまの参考になれば嬉しいです。
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