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子どもが大学を辞めたいといってきた時の正しい対応策

大学というのは、行くのも自由ですし、逆に辞めるのも自由です。

大学生はその学部学科に興味があり進学をしたのですが、外的や内的要因など様々なことにより大学を辞めることを検討する場合があります。

でも、親の立場としてはやはりそう簡単には辞めてほしくないものです。

今日は、大学生の子どもが大学を辞めたいといってきた時の対応についてです。

目次

【子どもが大学を辞めたいといってきたら?】

大学生という18~22歳は多感な時期でもあります。

中には思春期の人もいるでしょうし、年齢的に大人とはいっても精神的にはやはりまだ未熟さがあります。

彼らの大学を辞めたいという決断は、彼らからすると真剣ですし、よく考えた上でのことでしょう。

でも、それは将来のことを考えたり総合的に判断をすると正しくない場合は珍しくありません。

そのようなことは、保護者であるあなたも若い頃にいろいろ経験していると思います。

「なんであの時あんな決断をしたのか」

今思うと後悔することもあるでしょう。

そのため、親としては子どもが大学を辞めたいといってきたら、すぐに受け入れるのではなく一緒に考えてあげることです。

≪まずは感情を取り除くこと≫

大学を辞めたい理由はいろいろあります。

・学問への興味がない
・学問へのミスマッチ
・人間関係
・いじめ
・経済的な理由
・将来の目標の変化
・健康面の不調
など

いずれにしても、苦しい思いをしている子どもの話を聞くとついつい感情的になってしまうかもしれませんがこれは危険です。

感情と事実を分けて考えることで、建設的な判断ができます

人間関係やいじめなどで辞めたいといっても、「かわいそう」という感情だけを先行させるのではなくそれは別、将来の影響などをよく考えて伝えます。

≪否定から入らない≫

中退することに否定的な意見を持っている人は少なくありません。

子どもに対しても、「甘えるな」「辞めるのはダメだ」と否定から入ることはいけません。

子どもも「親は味方ではない」と感じてしまいます。

聞く姿勢を見せることです。

その上で、辞めたい理由を聞きます。

≪辞める以外の選択肢を与える≫

大学を辞めたいのはわかるけれども選択肢はそれだけではありません。

例えば、健康上の問題なら休学でもいいですし、人間関係や学ぶ内容のミスマッチなら転学でもいいでしょう。

中退以外にも選択肢はいくらでもありますので、それを提示してあげます。

≪時間を空ける≫

子ども自身、辞めたいという感情が先行してしまっていますので、時間を空けることで意外と落ち着いたりもするものです。

一度休学して考え直したり、とりあえず今学期は通うなど、決断を急ぐのではなくある程度の時間を設けるようにします。

≪第三者のサポートを受ける≫

大学生とその親だけではなく、第三者の客観的なサポートを受けることも有効です。

大学の教務課やキャリアセンター、その他の相談窓口があります。

他には、友人でもいいですし信頼できる先輩でもいいでしょう。

親以外の視点からの意見は時に重要です。

【まとめ】

いかがでしたか?保護者の立場としては、まずは落ち着いて話を聞いてあげることです。

ここであたふたしてしまうと正常な判断や助言はできません。

もしパニックになりそうなら保護者の方自身も少し時間をもらい、落ち着いてから子どもとお話をするのもいいと思います。

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