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大学での成績は、高校までと大きく違います。
ただ単に単位を取得するだけじゃなく、就職活動時や留学時などにも大学での成績は大切なのでしっかり勉強していい成績を取りたいものです。
今回は、そんな大学での成績評価についてです。
ぜひ参考にしてください。
大学や学部、授業によって異なりますが、一般的には試験、レポート、出席状況、授業態度などを総合的に判断して成績を決めます。
授業によっては、レポート重視のところもありますし、テスト重視のところもあるでしょう。
また、同じ科目でも教授によって判断基準は異なります。
何を重視するのかは授業開始前にシラバスをしっかり読んで確認しておきます。
そこに授業の詳細が記載されておりこれを確認しない学生は結構多いです。
大学では100点満点で成績がつけられることが多く、それぞれの点数に応じて成績原簿表記があります。
大学では、
100~90点を「秀」
89~80点を「優」
79~70点を「良」
69~60点を「可」
59点以下を「不」
とすることが多いです。
単位を取得するには、60点以上が必要で59点以下だと単位を落とすことになります。
とりあえず単位を取得できたらいいからと「可」で満足するのではなく、その授業をしっかり理解して学んだ証である「優」や「秀」を目指したいです。
いい成績を取っておくのは、何も自己満足だけでなく先に述べた通り、例えば、大学内での海外留学プログラムへの参加条件などにも、成績「秀」以上などがあります。
このような場合、〇以上でないとそもそも申し込むことはできません。
そのため、大学生は努力あるのみです。
そして、各評価にはGPA制度が設けられていることがあります。
GPA制度とは、「Grade Point Average」の略で成績評価に対しての点数を与え、その履修登録した科目の総単位数で割った平均値のことです。
日本国内ではこのGPAはあまりメジャーではありませんが、欧米など海外では多くの大学で採用されている成績の指標です。
特に、アメリカなどに留学を考えている人は、一度は聞いたことがあるでしょう。
最近では、国内でも採用する大学が増えており就職活動でも注目されるようになっています。
GPAの算出方法は、まず成績の点数によってGP(Grade Point)を決めなければいけません。
例えば、こんな感じ、
秀:4ポイント
優:3ポイント
良:2ポイント
可:1ポイント
不合格:0ポイント
GPAのポイントの設定は大学によって異なるので一概にはいえませんが、上記の設定方法が一般的だと思います。
計算式
GPA=各科目の{(単位数)×(評価のGP)}の総和/総履修単位数
成績ごとのポイントを合計して、それを合計単位数で割ったものが自分のGPA。
小数点第2数は四捨五入します。
そして、GPAの平均はどのくらいかというと、一般的には2.0~2.7くらいです。
大学によっては卒業の目安として2.0を目安にしているところもあります。
一般的に 3以上あると優秀と認識されます。
GPAは欧米など海外で採用されている成績方式と述べましたが、日本でも外資系企業などGPAに注目する企業が増えています。
日本国内では大学によってGPAの基準が異なるので数字をそのまま評価するのは容易ではありませんが、最近とても注目されているのは事実です。
普通に大学を卒業したいだけなら平均値を取ればいいかもしれませんが、就職活動や海外留学などでもプラスにしたいのなら最低でも3.0以上は欲しいです。
大学によっては、ゼミや研究室の選考においてこのGPAの成績を参考にしていることがあります。
一般的には、このGPAの成績順で評価しており、高い方が評価が高いことになります。
理想のゼミや研究室に入られるためにもGPAは大切な存在です。
そして、学生によっては学費など奨学金を利用していることがあるでしょう。
この奨学金にもGPAを参考にする場合があり、その多くはGPAの最低ラインを基準にしています。
「GPA最低〇以上」という感じで最低条件になりますので、ものすごい高い数字は必要ではありません。
最近増えている「GPAは採用時にも重要である」、そのように考えている企業の意見としては、
「GPAで採用不採用が直接的に決まるわけではないが、どの程度真剣に学業に取り組んできたかがわかる」
「学力、人間性、業務に対する向き不向きなどをいろんな側面から総合的に見る1つの指標になる」
また、
「ある程度の学力があるということは業務理解能力も高く戦力になる」
「忍耐強く業務をこなしてくれる」
などの意見があります。
その一方で、参考にしない企業の一般的な声としては、「大学によりGPAの基準が異なるので意味がない」というのが目立ちます。
やはりGPA自体を100%基準にするというよりは、その人の人間性や考え方、能力など総合的に見て判断することが多くGPAはあくまでも1つの材料に過ぎません。
ただ逆にいうと、その1つが優秀であればライバルにも差をつけられることになるのでいいスコアを持っていてもちろん損はありません。
あなたがもし採用担当で、同じ能力、同じ資格などを持ち合わせている2人の応募者がいれば何で判断するでしょうか。
大学生にとってGPAは必ずしも必須とはいえないかもしれませんが、ここまで述べた通り、各方面への影響を考えると当然、高いに越したことはありません。
どのようにアップさせるかですが、まず大切なのはどう科目を選ぶかです。
要するに、単位を取っていい成績を収めれば必然的に高いGPAになりますので、友人や先輩などから授業のことを聞いておきます。
ただし、簡単な授業ばかりにフォーカスしてしまうと本来自分が興味を持っている科目を選べないことになるかもしれませんのでモチベーションの低下が懸念されます。
何のために大学に行っているか、勉強しているのかをよく考えて履修を選びたいものです。
どんなに大学の授業を頑張っても理想のGPAを得られないということもあるかもしれません。
また、授業をサボっていて気がついた頃には手遅れだったという高学年の学生にとっては今できることをやるべきです。
そこでおすすめなのが、GPA以外でアピールできるものを持っておくことです。
例えば、サークルやクラブ、アルバイトなど学生生活で題材になるようなことは誰でも経験しているはずです。
そこで自分の強みをうまく説明できればいいアピールになるでしょう。
このスキルは就職活動全般で重要になります。
いかがでしたか?今日は、大学での成績評価についてでした。
就職活動での大学内の成績について気になる人は多いかもしれません。
すでに就職活動の時期で過去の成績は変えようがない場合やまだ1~2年生でこれから挽回できる場合など様々ですが、まず後者の場合は迷わずしっかり勉強して少しでもいい成績を得られるように努力しましょう。
そして前者は、気になったり心配したりするのはわかります。
ただ、GPAのところでも述べた通り、就職活動で成績を最優先に考える企業はそう多くはなく、ほとんどの場合が面接や履歴書などを参考に採用を決めます。
いわゆる人間性や何を経験してきたかです。
企業によっては成績証明書の提出を求められることもありますが、これを100%参考にして合否を出すことは少ないので心配不要でしょう。
成績が悪いのならそこから何を学び、これからの人生にどう生かすかを言語化できたらそれはあなたの大きな強みになるでしょう。
※この記事は2024年5月に編集しました
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