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「最後の学生」でもある大学は、高校までとはいろんな意味で異なります。
単位の取り方だったり、履修の方法、出席の方法、評価基準、講義の進め方など同じ「学生」であってもなぜここまで異なるのでしょうか。
大学では自主性や自己責任が強く求められるようになり、それは社会に出てからも同じです。
むしろ社会に出てからの方がその意味合いは強くなるでしょう。
今日は、大学生は何を意識して4年間過ごすべきか、その気づきを共有します。
大学は4年間と長いようで短いです。
実際、授業に多く出るのは1~2年生くらいで3年生以降になると人によっては大学に通う頻度がかなり減ります。
その分、就職活動があり忙しくはなりますが、学年ごとに学生生活のスタイルは大きく変化します。
また、理系学生は研究室にこもったりして多くの時間を勉強に費やすことも珍しくないでしょう。
大学では、いかに自分自身で考え行動するか、問題に向き合いどう対処するかなどが強く求められ、授業に行かなくても誰も面倒を見てくれませんし、単に単位を落とすだけです。
そうなれば進級できず、卒業できません。
学生自身の努力の結果がそのまま自分に返ってくるのです。
高校生のような若い人でも自主性や自己責任の重要性は把握しているはずです。
「そんなの一切必要ない」と考えている人は少なく、実践しているかしていないかに関係なくおそらくほとんどの人が頭の片隅では「必要」と考えているでしょう。
でも、なぜ学べないのか。
それは実践の場がないからと考えています。
授業をサボってもテストで悪い点数を取っても担任の先生が面倒を見てくれますし補習もあるかもしれません。
でも大学生になれば自分で対処する必要があり、しないと単位を落とす「痛い目」に逢うだけです。
そうなって初めてその重要性に気付かされるのです。
涙の数だけ強くなれる、ではないですが、人間は失敗を経験して学び成長するものですので、大学といういわば厳しい環境で挫折をして成長します。
大学で学ぶことは社会でも役に立ちます。
その分野の専門知識はそうですし、他にも勉強を通して得られる情報収集力や分析力、構想力、情報発見力、問題解決力などもそうでしょう。
社会に出るとどの業種であってもいろんな壁にぶち当たり、そこでどう乗り越えていくかという応用力が求められますが、それはテキストだけでは学べないものです。
大学での実践の場から得る経験が生かされるのです。
そして、サークル活動のようなグループで過ごすものではコミュニケーション能力が身に付きます。
これは社会に出てからも非常に重要なものですので、年上や年下の学生、異性の学生などと関わることで鍛えられます。
また、サークル活動自体、勉強の息抜きにもなりますので、時間的余裕がある人はできるだけ参加する方が学生時代のいい思い出作りにもなるでしょう。
大学に入学してから圧倒いう間に4年間が過ぎてしまいます。
そこで常に何かを意識しながら過ごしている学生とそうではない学生では得られるものが異なりますので、お子さまには目的や課題を持ってもらい常に成長できるように時間を過ごしてもらいたいものです。
大学だけでは実感できないのなら社会の一環としてアルバイトやインターンに参加するのもいいと思います。
学生それぞれに目的やゴールは異なりますが、自分の軸を持ちそれに沿って学生生活を過ごすようにしてください。
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