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10年という年月はあっという間に過ぎてしまいます。
しかし、その中にはいろんな物事の変化があり、周りの環境というのも大きく変わるものです。
今では当たり前のクレジットカードやスマホ決済は10年前はそこまで普及していませんでしたし、大学でもパソコンやタブレットを使いノートを取っている学生は少なかったでしょう。
大学生自体の抱える悩みというのも、この10年で大きく変化しています。
今日は、今の大学生が抱える悩みと10年前の学生の悩みを比べてみました。
今、大学生の人はいわゆるZ世代といわれています。
Z世代は、1996年から2015年の間に生まれた人を指す言葉で、2023年時点での年齢は8~26歳です。
まだ小中学生や高校生などが多いですが、中には大学生もいます。
それに対して、ミレニアル世代というのは1981年から1997年に生まれた2023年時点での年齢が26~42歳までの人を指します。
この両者というのは、その時代の特徴などが異なる中で生きていますので、価値観や考え方などが異なることが多いです。
つまり、抱える悩みというのも違います。
Z世代の大きな特徴として挙げられるのが、日本経済の低迷や自身のお金に関する悩みです。
将来的な不安からお金を使うことを躊躇しており、なるべく節約することを心がけていたり、投資をして将来の貯蓄を増やそうと考えている人が多いです。
ある調査によると、Z世代の9割が日本経済や自分の将来のお金に心配しており、これは10年前の大学生と比べても大きく増えています。
その一方で、就職に関する悩みについては、お金よりもその職場の働きやすさや居心地の良さなど快適さを求める人が多いのも面白い点です。
お金には不安はあるものの、お金のためだけに無理して働きたくない…という感じでしょうか。
今の大学生は10年前の大学生と比較して、実に2倍もの人が結婚願望を持っているということがわかっています。
現役大学生の6割が将来結婚したいと思っており、仕事に生きるのではなく家族などプライベートの時間も大切にしたいという思いが出ているのでしょう。
ただ興味深いことに、現在恋人はいるかという質問にはZ世代よりもミレニアル世代(大学生当時)の方が多いということもわかっています。
どこで出会ったかは両世代とも大学での出会いが最も多かったようで、毎日時間を過ごすところですので、これは世代を超えて共通しているのでしょう。
自国や自身の将来の不安をよく考えるようになり、それに備えて投資をしたりすることはいいことです。
大学生というのは、いろんな意味で自由が多く将来のことを無視してその時を楽しみがちですが、現役大学生はしっかり考えている人が多いです。
投資に関しては大学では基本的に教えてくれませんし、自分で調べて学ぶ必要があります。
また大学生によっては将来の可能性を広げるために何か資格や検定なども積極的に受検しているかもしれません。
このように時代背景から来るその世代の悩みというのは、非常に興味深いことです。
親の立場としては、大学生の子どもができるだけ大学を楽しめるよう、また将来の不安を払拭できるようサポートしたいものです。
親の世代とは当然悩みが異なりますので、今の若い人を取り巻く環境をしっかり理解して彼らにとって適切な対応を施したいものです。
今日は、10年前の大学生との悩みの比較についてでした。
本日も最後までお読みいただきありがとうございました。
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