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大学のレポートには様々なルールがあります。
使ってはいけない語彙や表現、引用などがあり、すでにそのルールについては勉強したという人も少なくないでしょう。
では、レポートでの字下げと段落についてはどうですか?
意外と見落としがちなポイントでもあるので、ここをしっかりマスターすることで質の高いレポートを作成できます。
ぜひ参考にしてください。
大学レポートを書く際に、他の人の作品を盗んではいけない、など誰もが知っているNG行為というものがあります。
引用に関しても同じで、これを間違えると著作権など法律に触れる可能性があるので、しっかり学んでいる学生は多い印象です。
それはもちろんすごいいいことで、ルールに沿って行うことが学生には求められます。
では、字下げや段落についてもちゃんと把握しているでしょうか?
実際、大学生が作成するレポートを見ていると誤字脱字などはなくても字下げをしていなかったり、段落を無視していたりすることが多々あります。
まず、字下げというのは「1字下げ」のことです。
文の書き出しや行を改めた時に1文字下げて書き出すのですが、実はこれをやっていない大学生というのは結構多いです。
段落というのは基本的に内容の変わり目で分けます。
レポート内でもこの段落はよく使われます。
これがないと、読みにくく内容を理解しにくいレポートになってしまいます。
どちらも基本的なことではあります。
字下げというのは大学レポートなど何かを書く際のルールであり、しっかり守る必要があります。
しかし、実際はこれに沿っていない学生が多く、その理由としては単純に知らないということが挙げられるでしょう。
レポートの書き方を学んでいる学生は把握しているかもしれませんが、普段私たちが目にするような文章でも字下げがされていないことが多いので、このようなものに「慣れている」のかもしれません。
字下げのことを考えて文章を作成することは今の若い人にとってはあまりないかもしれなく、それは、例えば、LINEやXなどのいわゆるSNSサービスが影響しているのかもしれません。
実際、2017年に読売新聞が「若者は1字下げない」という見出しで大学生が願書やレポートで1字空けない人が増えているということを取り上げました。
願書の志望動機などで83人中41人のみが字下げをしており、およそ半数の人がしていなかったようです。
この背景にはもちろんいろんな要因があるとは思いますが、やはりSNSの影響が大きいかと考えます。
SNSでは当然、字下げをして文章を書くことはありませんし、気にする必要性もありません。
文章を書く=SNS、で育ってきた大学生の年代の人にとっては、そもそも字下げの必要性はわからないのかもしれません。
ただ、SNSで字下げをしろといっているのではなく、それとレポートなどの文章ではしっかり棲み分けをすることが大切です。
そうでないと、いずれ社会に出てから苦労をするのは学生自身なのです。
字下げや段落を意識する際に、大切なポイントになるのは下記の2点です。
字下げの基本でもある、書き出しと行を変えた際には字下げを行います。
例えば、下記の文章があったとします。
「主観的」とは、自分の好みなど、自分だけが感じるものの見方で、自分の意見が他人の意見と同じとは限らない場合を表す言葉です。「客観的」とは、調査データなどが存在したり数値で測れるため、誰もが納得できるものの見方で、自分の意見と他人の意見はほぼ一致します。
字下げも段落もないのでパッと見て内容を理解しにくいです。
ただ、それが下記のようになれば一気に見やすくなります。
「主観的」とは、自分の好みなど、自分だけが感じるものの見方で、自分の意見が他人の意見と同じとは限らない場合を表す言葉です。
「客観的」とは、調査データなどが存在したり数値で測れるため、誰もが納得できるものの見方で、自分の意見と他人の意見はほぼ一致します。
その違いがわかるはずです。
そして、「。」の使い方も大切なポイントです。
いいたい内容が終わったら「。」を入れて、読みやすくします。
これをしないと段落もうまく作られません。
そして、その際、「。」は1文字分使うようにします。
「、」に関しても同様です。
他には、先の句読点についてですが、人間は基本的に一度に50~100文字程度の内容しか理解できないといわれています。
そのため、文章を書いた際は下書きなどをしてしっかり見直すこと、読み手の立場になって作成した文章を読んでみて確認することです。
他には、レポートでの字数を守らない学生も少なくありません。
字数の目安というのはやや難しいかもしれませんが、一般的には指定の字数の±10%ほどにおさめ、もちろん字数が少なすぎてもダメですし、逆に多すぎてマス目をオーバーして書いても追加で点数をもらえるわけではありません。
字数が足りないということは、あなたのレポートで伝えるべき論点が足りていない証拠であり、字数が多すぎる場合は、無駄な内容を書いている証拠でもあります。
何のために、指定字数があるのかをよく考えて、レポート作成に取り組みたいものです。
今日は、大学レポートでの字下げと段落について解説しました。
レポートを読みやすくするために欠かせない手法であり、これをやるのとやらないのではそのレポートへの印象が大きく変わります。
今日の内容があなたの参考になれば嬉しいです。
では、次回も大学レポートについて有益な情報を発信しますので、ぜひ参考にしてください。
※この記事は2024年6月に編集しました
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