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高校を卒業して大学に入ると様々な変化が訪れます。
授業スタイルや大学生活、アルバイトができるようになるなどこれまでの人生とは大きく変わるライフスタイルは人生のターニングポイントかもしれません。
そのためか、大学生になってから引きこもってしまう学生も少なくなく今や1つの社会問題になっています。
そこで今日は、引きこもり大学生の割合とその原因について詳しく解説します。
あなたの大学の知り合いの中にも家に引きこもっている人がいるかもしれません。
実際、どのくらいの学生が引きこもっていると思いますか?
少し古いデータにはなりますが、2010年に行われたある調査によると大学生全体の実に1~4,9%が引きこもりということがわかっています。
多くて全体の約5%なので数字的にはそう多くないという印象を持つかもしれませんが、人数でいうと3万人弱になるので結構います。
最近では、新型コロナの影響もありオンライン授業が増えたためこの割合はさらに増えていると予想されており、緊急事態宣言や行動制限などにより外と触れ合う機会が減りメンタル的に問題を抱える人が増加しています。
そして、この数字というのは調査で分かった分なので実際は最も多くいるだろうとされています。
引きこもりという精神的なトラブルに関しては、なかなか周りの人に相談しにくいのが現状であり、教育機関も全てを把握しているとは思えません。
でも、大学生で引きこもる人は何が原因になっているのでしょうか。
たくさんありますが、ここではよくあるものを紹介します。
高校生までは実家から通うので常に親や家族と一緒にいられます。
しかし、大学生になり一人暮らしなどをすると周りに人がいなく孤独感を感じたり、何か問題があっても相談する相手がいなくなります。
これが、引きこもりの原因になっていることが多く、人間は何か問題があっても話せる相手や機関があれば解決しますが一人で抱え込むのは非常に不健康です。
また、大学のことだけでなく生活費のことや家事、慣れない土地での生活は想像以上にストレスになります。
高校までは担任の先生がいて常にケアをしてくれます。
一方で、大学に入るとそのような制度はなく個人で解決していく必要があるので、その変化に戸惑い引きこもってしまうことがあります。
何もかもが自己責任になり、そのストレスに耐えられない学生が一定数出てきます。
大学生活での人間関係はもちろん、アルバイト先など身分が異なる人との交流が増えるのも大学生です。
大学の先輩後輩ならまだ高校までとそう遠くありませんが、アルバイト先の結婚している先輩や社員の方、店長などこれまでに関わったことがないような人との関係性はイメージするより大変かもしれません。
何か問題があっても生活費を稼がないといけないので辞められない…という人もいるでしょう。
4年生になると就職活動を行い、周りは続々と内定をゲットしていきます。
自分はまだ見つかっておらず、その焦りから社会に取り残されたような感じになると外に出たくなることがあります。
大学を出て仕事がないと「負け組」と認識してしまい社会との接点をたってしまう人がいます。
今日は、ここまで大学生の引きこもりに関する内容でした。
実に全体の5%、おそらくそれ以上いるであろうとされる引きこもりですが、その原因は様々なのでまずはその根本的原因を発見して解決していくことが求められます。
また問題点やトラブルは大学生であれば発生するので、いかに周りに相談できるか、環境はあるかというのも症状を悪化させないためには重要になります。
引きこもり大学生にぜひともおすすめしたいボランティアについては「引きこもる子どもに勧めたいボランティア活動」を参考にしてください。
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