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日本には約800弱の大学があり、国立・公立・私立・専門職大学など様々な大学の形があります。
一般的に大学というと、専門分野を学び4年間で卒業する場所と認識されていますが、国が違えばその大学に関する常識も異なります。
今日は、日本と海外の大学の違いについて解説しようと思います。
海外の大学への進学や留学を考えている人や海外大学の事情に興味がある人はぜひ最後までお読みください。
ここで紹介するのはアメリカやヨーロッパなど欧米諸国での大学の事情が主です。
順番に解説します。
冒頭で日本には800弱の大学が存在すると述べましたが、この数字を見て多いと思うか少ないと思うか。
実は日本の大学数は世界の先進国の中でも多い方で、例えば、同じ先進国のドイツは人口8100万人とヨーロッパの中では比較的多いですが、大学数に関してはたったの400ほど。
日本の大学数はドイツの倍なのでいかに多いかがわかると思います。
そして、日本の大学の約2/3は私立大学であり、これを読んでいる人の多くも私立大学の学生かもしれません。
実は、海外では私立大学というのはマイノリティーであり、日本は全体の74,7%、アメリカは27,1%、イギリスは0,1%という割合になっています。
そして、海外の大学では留年という考えがない場合が多いです。
日本だと進級できない場合は再度同じ学年で勉強をしますが、海外だと留年というよりはその落とした科目のみを次の年で取り直したり、即退学になったりすることもあります。
これが海外の大学は日本の大学よりも卒業が難しいといわれる理由かもしれません。
そして、海外では基本的に追試というものがなく、試験を落としたらそれで終わりです。
そのため、海外では試験前になるとものすごい量の勉強をする学生が多いのも特徴です。
アメリカなどでは24時間図書館が開いているということも珍しくありません。
日本では大学入試があり、それに合格をして入学が決定します。
しかし、アメリカの大学では日本のような学力テストはなく、高校での成績や志望理由などのエッセイなどで評価します。
スポーツ活動やボランティア活動なども判断材料になり、その生徒一人ひとりの人間性を重視した方法だといえるでしょう。
これはもしかしたら知っている人もいるかもしれませんが、アメリカやヨーロッパの大学では基本的に秋入学です。
日本の4月ではなく、大体9月ごろから入学して卒業は春~夏など学生により異なります。
日本でも留学生を多く受け入れている大学などは留学生のみ秋入学にしているところもあります。
そして、日本の大学と海外の大学の大きな違いの1つに、授業への参加スタイルが挙げられます。
海外ではプレゼンやディベートなどがよくあるので、授業中は学生も積極的に手をあげて発言をします。
日本人の留学生が海外で手を焼く理由の1つでもあるこの違いですが、消極的だと海外ではあまり評価されません。
今日は、日本と海外の大学の違いについて解説しました。
国が違えば言語や文化だけでなく大学環境も異なります。
巷でよくいわれる「日本の大学は入学するのが難しく卒業は楽」というのは結構的を得ていて、日本の学生が海外に行ったり、海外の学生が日本に来て驚くことでもあります。
では、本日も最後までお読みいただきありがとうございました。
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