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日常的にもよく見かける統計ですが、統計学というのは数字や公式を扱うものなので数学の1つと思われがちです。
でも、統計学は本当に数学の一部なのでしょうか。
今日は、統計と数学の関係性についてわかりやすく解説しようと思います。
理系に興味のある方などはぜひ最後までお読みください。
いきなり今日の結論になりますが、一般的には統計学は数学の一部とは考えられていません。
統計学を勉強したことがある人ならわかると思いますが、統計学でも数学のようなものを使い学習していくため両者を一緒に考えてしまう人は多いですが基本的には別物と考えて問題ないでしょう。
では具体的に何が異なるのか、見ていきましょう。
数学というのは前提になる公理という仮定からスタートし応用的なやり方から定理を出す学問です。それは簡単にいうと論理から事実という流れのアプローチで行います。
それに対して、この統計というのはまずは対象になるデータがあり、そこに統計学的な手法を用いることでその奥に隠れた真実を理解するというやり方を採用しています。
言い換えると、統計では事実から論理という流れになります。
つまり、数学と統計ではそのアプローチのやり方が逆になるのです。
このことからも数学と統計は別と考えられています。
高校で数学を学んだ際に、数学Bにて統計学があったと思います。
そのため、統計は数学では?と思うかもしれませんが、例えば、物理学を学ぶ際にも数学を必要としますし、統計学だ使うデータが会社経営に関するものなら経営学の知識が必要になります。
つまり、それはあくまでもツールであり〇〇の一部とは言い切れないのです。
日本では数学は数学という1つの学問であるという考え方が一般的だと思います。
しかし、欧米諸国での数学の立ち位置というのは少し異なり、数学学部の中には「純粋数学」と「統計学」という2つの分野に分かれていることが多いようです。
大学によっては、「純粋数学」「応用数学」「統計学」という3分野に分かれていることもあります。
つまり、数学のすぐ隣に統計学という学問が用意されているのが欧米の常識であり、純粋数学に入っても統計を学べたり、その逆もあります。
または最初からどちらも志望して入学する学生もいるようです。
そのため、日本でいう「統計学は数学なのか」という話自体もしかしたら欧米では一般的ではないのかもしれません。
学問全体として理論と実用が絡み合い数学という学問が発展していくというのはこの数学に限らずどの学問にもいえることなのでしょう。
いかがでしたか?今日は、統計は数学の一部なのかという内容についてでした。
現在では、統計は数学の一部ではないという見方が一般的であり、それは各アプローチ法の違いなどが理由に挙げられます。
当サイトでは、このように数学に関する興味深い内容や勉強のやり方など大学数学に関する内容を定期的に発信していますので、ぜひ興味のある方は他の記事も参考にしてください。
本日も最後までお読みいただきありがとうございました。
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