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大学では単位制度に沿って授業が行われますが、このシステムに慣れない新入生などはやや混乱することもあるかもしれません。
1年生から2年生に進級するには〇〇単位、卒業するには大体どの大学でも124単位必要になり、また単に単位を決められた数だけ取得すればいいわけでもなく決められた単位の種類を決められた分だけ取得することで進級・卒業ができるようになります。
今日は、大学の単位を落とした際の再履修に関する内容です。
まず、大学での単位にはいくつかの種類があり、「必修科目」「選択必修科目」そして「自由科目」の3つが一般的です。
名前からもわかるように必修科目と選択必修科目は必修であり、これらを取得しないと進級・卒業はできません。
落とした単位については取得できるまで再履修する必要があります。
それに対して、自由科目は履修は自由で卒業要件を満たせるように自分で自由に履修選択が可能な単位です。これも卒業するには決められた単位数を取得しないといけませんがどれを履修するかは学生個人の自由になります。
先に少し触れましたが、必修科目を落としても再履修して単位を取得できれば卒業できるでしょう。
再履修は基本的に、例えば前期学期でA科目を落としたら後期学期で同じA科目を再履修するのではなく別の年度での履修になります。
また大学によっては再履修向けの授業が用意されていることもありますが、大体は別学年の学生らとともに授業を受けます。
再履修という制度があるので「別に落としてもいいのでは」と思う人もいるかもしれませんが、再履修にはいくつかのデメリットがあります。
順番に解説します。
「全く気にしないよ」という人ならいいですが、必修科目の再履修では基本的に下学年の学生と一緒に授業を受けるので周りに友達はいなくみんな年下です。
おそらく彼らは彼らですでにグループ化してて、一人だけ年上の学生にとっては中に入りにくく年下の彼らからしても関わりにくいという感じがあるでしょう。
再履修を受けている間はぼっちでいいと割り切られるならいいですが、寂しい、辛い、面白くないという感情が先行してしまい再度単位を落とすことにつながる学生も少なくありません。
再履修している自分は年下の学生と勉強しているのに同学年の人たちは順調に単位を取っている…という気持ちから焦りを持つこともあります。
授業に対しても大学生活に対してもみんなに遅れを感じて、これが原因で大学に来なくなることもあるようです。
人間、精神的に焦りを感じると勉強の余裕もなくなります。
必修科目の授業によっては、再履修であっても教科書を再度買い直す必要があります。
再履修の場合は同じ科目でも別の教授が担当することがあり、その場合は別の教科書を使うことが多いです。
大学の教科書というのはその学期しか使わないのにも関わらず、結構な値段がするので大きな負担になるでしょう。
大学の必修科目を落としても確かに再履修という制度があるので救いの手はありますが、ここで紹介したようにいくつかのデメリットがあります。
当然、しっかり勉強して単位を取得する方がその先のことを考えてもいいので、今勉強についていけていないと感じる学生は早めに対処して後悔しないようにしたいものです。
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