復習の大切さ

【復習の大切さ】

　まずは、復習がいかに大切かを知っていただきたいと思います。一度は目にしたことがあるかもしれませんが、「エビングハウスの忘却曲線」をご存知でしょうか。　エビングハウスの忘却曲線によると、人間の脳は20分後には42%、 1時間後には56%、 1日後には74%、1週間後には77%、 そして1ヶ月後には79%を忘却することが示されています。　ここで注目すべきは、20分後には約半数の記憶が失われるということです。 そのため20分後に一度復習することが必要です。 例えば、学習した後休憩して学習を再開する際に一回復習することをお勧めします。次に復習するタイミングは、74パーセントもの記憶が失われる一日後でしょう。学習した次の日に復習をすることが大切です。

【どのように復習をするか】

　復習する箇所が大切な部分であれば、丁寧に復習することをお勧めします。ちゃんと理解していれば、他の人に伝えることができます。その学習内容について知識を持たない相手を想定し、簡単な言葉でわかりやすく伝える練習をすることで、その内容をより深く理解することができます。 学習した箇所を一言一句まとめることは大変ですので、学習したことを一言で表すと何になるのかということをまとめていきましょう。その一言で学習した内容が次々とわかるような一言を抽出していきましょう。

　また、普段の学習でも意識してほしいことですが、目から入ってくる情報だけでは、すぐに忘れてしまいます。そこで、目で文字を追いながら、覚えるべきものを書き音読をするという、五感をより多く使う学習をお勧めします。