試験当日は、緊張のあまり体調を崩すことがあります。
腹痛になったり、無性に喉が渇いたり、頭痛がしたりと様々な不調があると思いますが、今回は多くの人が悩む頭痛についてです。
この記事では、試験当日でもできる即効性のある頭痛の解消法についてです。ぜひ参考にしてください。
頭痛がひどくなると試験にも影響する
「ちょっと頭が痛いな」と感じるくらいなら、受験にはそこまで大きな影響はないかもしれませんが、万全な状態で臨めるに越したことはありません。
集中力に影響するくらい頭痛がひどくなれば、考えることや計算することも一苦労です。
以前「腹痛」についての記事を書きましたが、今回は悩む人が多い頭痛についてです。一概に頭痛と言っても、その種類はたくさんあります。
まずは、自分の頭痛がどのタイプなのか把握することが大切です。
頭痛の種類
ここでは、代表的な頭痛の種類、メカニズムについてです。ここでの対処法は即効性のあるものではなく、メカニズムからわかる一般的な対処法です。
即効性のある対処法についてはあとで詳しく解説します。
その1:緊張型頭痛
頭全体が締め付けられるような痛みで、ストレスや長時間同じ姿勢でいる時などに起こりやすいです。
緊張やストレスで首や頭の筋肉が緊張し血流が悪くなったり、目の使い過ぎによって筋肉が凝るのが原因とされています。
痛みの中心は後頭部で重苦しい痛みが特徴です。
対策は、ストレッチやマッサージをして筋肉の緊張をほぐすことです。また、同じ姿勢で長時間いるのを避け、ストレスを溜めないようにするのも大切です。
さらに詳しく
具体的には、ぬるめの蒸しタオルで首を温めたり、長時間同じ姿勢でいる場合は定期的に体を動かしたりするなどです。
その2:偏頭痛
女性に多い「偏頭痛」。
脳へ血液を送る血管が拡張することで痛みが出て、ズキンズキンとした激し痛みが特徴です。生理周期にも関係しているので、男性よりも女性の方が発症しやすいです。
偏頭痛の具体的な原因はわかっていませんが、ストレスや疲労のため過ぎなどが関係しているのではと言われています。
靴紐を結ぶ時など頭を下に下げた時に痛みがひどく、光や音に敏感になり吐き気を伴うこともあります。
一部の人に偏頭痛の前兆として視野の中に光が現れることもあるようです。
偏頭痛のメカニズム的に、血管を広げてしまうようなことは避けます。運動や入浴、マッサージなどです。
痛みが出た場合は、まず横になり十分休みましょう。その際、ライトを消し静かな環境にすることも大切です。
血管が拡張しているのでアイスパックなどで首の後ろを冷やしてあげるのも効果的です。
その3:群発頭痛
男性に多い「群発頭痛」は、目がえぐられるような激しい痛みが特徴です。
1度症状が出ると、1~2ヶ月間毎日同じ時間に症状が出ることもあります。
この頭痛は、目の後ろを通っている内頸動脈が拡張して痛みが起きると考えられており、原因ははっきりわかっていませんが体内時計が関係しているのではと言われています。
症状が出ている時は飲酒や喫煙は避け、健康的な日々を送られるように意識します。
それでもなかなか症状が治らない時は、医療機関などに相談してみましょう。
試験当日の頭痛を和らげる方法
試験当日、自宅など頭痛薬があるならいいですが、出発した後など薬がない場合の対処法です。
電車の中でも、試験会場に着いた後でもできる方法をいくつかシェアします。
ツボを刺激する
頭痛に効果的なツボはたくさんあります。頭痛の種類によって刺激するツボの場所が異なるので、覚えておきましょう。
まず、緊張型頭痛の場合です。
頭頂部にある「百会」というツボで、真上から体の中心に向かって押します。頭痛の他に肩こりや自律神経を整える効果もあります。
そして、テレビなどでも紹介されている「風池」。耳の後ろの骨と後頭部のくぼみの間にあり、かなり即効性のあるツボです。
首の骨の両側にある筋肉の外側のくぼみの「天柱」もオススメです。両手の親指を使って刺激しましょう。
あと、肩こりを伴う人には首と肩先の真ん中にある「肩井」というツボもあります。
顔にもたくさんのツボがあります。
目と眉の端の中間点から指2本程度外側にあるくぼみ「太陽」やこめかみの近くで口を開け閉めした時に動きを感じられる場所にある「頷厭」などです。
これらは頭痛解消だけじゃなく眼精疲労などにも効きます。
続いては、偏頭痛の場合です。
足にある「崑崙」や小指と薬指の骨が合流する場所にある「足臨泣」というツボがいいです。手には人差し指と親指の骨が合流する部分から若干人差し指側にある万能のツボ「合谷」もオススメです。
ツボの刺激方法
ツボを刺激する際は、あまり強すぎない力でやります。感覚としては、痛気持ちい程度が理想で呼吸に合わせて押します。
指だと痛すぎるという人は、テニスボールなど何か柔らかいものを使うのもいいです。
たった2分で効果がある魔法の質問
たった3つの質問に答えるだけで頭痛がなくなるというYouTube上の動画が話題になっています。
ユーチューバーカミルさんの動画でたった2分間で頭痛が嘘のように消えたという人がたくさんいます。試験会場では難しいかもしれませんが、行きの電車など移動時間で試されます。
動画はこちら。
説明は英語ですが、シンプルな内容なので問題ないと思います。
質問は、たったこれだけ。
・頭のどこが痛みますか?
・その頭痛は何色ですか?
・その頭痛はどんな形ですか?
これらの質問が4回繰り返され、動画が終わった頃には不思議と痛みが消えているようです。実際の視聴者からは、「魔法みたい!」、「本当に消えた」と驚きの声が数多くあります。
この動画について、カミルさんは「頭痛のほとんどは自分自身の心が作り出しているから」と述べています。
確かに、頭痛はMRIなどの検査をしても原因がわからないことが多く、頭痛のメカニズムは解明されていない部分が多いです。
「病は気から」とも言われていますが、本当に治ってしまうとは驚きです。騙されたと思って試してみてください。
カフェインを摂取するのもいい
あと、コーヒーなどカフェインを摂取するのも頭痛(偏頭痛)には効果的です。
カフェインには血管収縮作用があるので、偏頭痛で拡張した血管を収縮させます。頭痛薬の中には、カフェインが含まれているものもあります。
ココに注意
ただ、全ての頭痛にカフェインがいいというわけではないので、自分の頭痛のタイプを把握してうまく使い分けましょう。
まとめ
いかがでしたか?今回は、試験当日にできる頭痛の対処法についてでした。