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大学入学共通テスト 大学受験コラム

試験前日の睡眠の重要性について

投稿日:2019年3月18日 更新日:

受験前日は緊張してよく眠れないかもしれません。それは、普通のことで逆にぐっすり眠られる方が珍しいかもしれません。

でも、試験前日の睡眠は合否に影響すると言ってもいいほど大切なのです。

今回は、試験前日の睡眠の重要性と快眠するコツについてシェアします。ぜひ、参考にしてください。

そもそも睡眠は何のためにあるのか

私たち人間は、疲れたり夜になると自然に眠りに入ります。特に、意識しなくても「寝る」ということは自然に起こることで、わざわざ人間が何のために寝るのか考えたことはないかもしれません。

しかし、睡眠の重要性を知るにはまずなぜ人間は寝るのか考える必要があり、今まで気づかなかった睡眠の本質がわかるようになるでしょう。

まず、人間は眠らずにいることはできません。ある研究者の調査によると、起きている最長は264時間で、他にギネスブックには266時間という記録もあります。

動物実験では眠らずにいると数週間後には感染症などになって死んでしまいました。264時間寝なかった人も途中で体調不良を起こし、言語障害などを起こしたようです。

ココがポイント

要するに、どんなに不眠で悩む人でも人間は寝ないとやがて死んでしまうのです。

眠るということは、人間にとって生きていく上で必須なのです。

では、具体的には何のために眠るのでしょうか。はっきりは解明されていませんが、「睡眠」と「記憶」が大きく関係しているのではとされています。

1日の間に起きたことを就寝することで情報を整理します。すなわち、睡眠は人間にとって生きるために必要な情報整理の時間ということなのです。

睡眠で得られる健康効果

ここからは、睡眠で得られる健康効果について書きます。

その1:疲労回復

最も大きな効果が「疲労回復」です。

おそらく、睡眠の健康効果と聞くと真っ先に思い浮かぶであろうこの疲労回復ですが、睡眠のリズムの中で深い睡眠(ノンレム睡眠)が得られるほど体の回復を促進する成長ホルモンが多量に分泌され、体内での代謝活動が促されます。

ここで、脳も休息し自律神経も整うので、ストレスから解放され耐性がアップします。

何か嫌なっことがあっても少し寝ることで体がスッキリして気分が良くなったという経験もあると思います。それがまさにこれなのです。

その2:ストレス解消

「その1」に少し関連しますが、十分な睡眠をとることでストレス解消にもつながります。

睡眠によって脳内の疲労を解消し、内分泌系のリズムを整えることでリラックス効果があります。

その3:肥満防止

睡眠が食欲をコントロールするホルモンを適度に分泌させるので、余分なカロリーを防ぎ代謝を促進します。

肥満で悩む人の中には、睡眠不足に陥っている人が結構多いのはこのためなのです。

その4:記憶

睡眠には、起きている時の記憶を整理し、記憶として脳に定着させる働きがあります。

これが、受験生の皆さんに最も大切で睡眠を削ってまで勉強してもあまり効果は高くないのです。

睡眠には、先ほど紹介したノンレム睡眠と浅い眠りのレム睡眠があります。

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ノンレム睡眠で体験から得た感情や物事を整理し、レム睡眠でそれらを記憶として定着させます。

そのため、どんなに長時間勉強しても睡眠が足りなければ十分な記憶として脳に定着しません。

睡眠の重要性はわかっていただけたと思います。普段、睡眠習慣がバラバラで試験前だけ頑張って整えようと思ってもそう簡単にできることではないので、普段の生活から意識して健康的な睡眠をとりたいものです。

大学受験パスナビにおもしろい記事がありました。それは、「5時間睡眠が数日続けば、認知力は酩酊状態並みに」というものです。

この記事によると、大人は約7.5時間、高校生では約8時間の睡眠が必要とされており、現代人はこれに満たない睡眠時間のことが多いです。

特に、午前中に眠気が来る人は注意が必要で、睡眠不足が続くと思考力や集中力、記憶力が低下します。5時間睡眠が数日間続くと、お酒に酔ってフラフラした状態のような「酩酊状態」と同じレベルまで落ちるようです。

そのため、受験生がよくやりがちな睡眠時間を削って勉強することがどれだけリスクが高いかがわかります。

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また、慢性的な睡眠不足や不規則な生活習慣は脳を萎縮させ、うつ病や認知症のリスクも高めることがわかっており、さらにはガンの発生率や生活習慣病、免疫系にも悪影響を及ぼすこともわかっています。

受験生の皆さんはもちろんのこと、勉強だけじゃなく健康的な毎日を送るためには睡眠は決して侮ってはいけません。

自分ではあまり意識していない程度の睡眠不足でも、ケアレスミスなど受験時に悪影響を及ぼすこともあります。

実際、ある研究によると7時間以上眠った人と5時間しか眠らなかった人の翌日のミスでは2~3倍もの差があることがわかっています。いわゆる「ケアレスミス」で、受験では命取りになることが多いです。

試験前日に快眠する方法

最後に、受験前日に快眠する方法について書きます。

魔法のような特別な方法はありませんが、日中に少し意識するだけで夜眠りやすくなるでしょう。

その1:太陽の光を浴びる

私たちの体内には、昼夜の判断を行う体内時計というものがあります。朝、太陽の光を浴びて体内が朝を判別し、暗くなる夜になると夜と認識するようになっています。

時差のある海外などに行くとこの体内時計が崩れ時差ボケになります。また、夜にスマホなど明るいものを見ていると脳が「昼」と勘違いしてしまい、眠気がやって来ないこともあります。

そのため、特に朝や昼間にはなるべく太陽の光を浴びて体内時計を整えることが快眠のコツなのです。

その2:適度に仮眠を取り入れる

日中に眠たいので少し仮眠を取るのはいい考えですが、仮眠の時間には気をつけてください。

長い仮眠をとると夜に眠られなくなり、翌日体調が悪くなるかもしれません。仮眠は長くても15分以内など、とにかく寝過ぎないようにすることです。

もし、長時間寝てしまいそうなら頑張って起きて夜早めに寝る方が何倍もいいです。

その3:食事は就寝の1時間前に

よく、食べた後に眠気が来るといいますが、夜眠る際は食事は少なくても1時間前までには終わらせておきます。

その際、できるだけ消化の良いものにしてカフェインなどは避けましょう。

その4:適度な運動

日中に、バテない程度の適度な有酸素運動をするとその日よく眠られます。

ただポイントは、あくまでも適度です。普段あまり運動習慣がない人が激しい運動をしても心身ともに疲れて逆効果になるかもしれないので、30分程度のウォーキングなどが理想です。

まとめ

今回は、試験前の睡眠の重要性についてでした。

勉強効果や試験日のパフォーマンスを高めるためには、前日の睡眠はとても大切です。

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