以前、試験で緊張しないコツについての記事を書きました。
今回は、そもそも試験や面接であまり緊張しない人の特徴についてです。
「え?そんな人いるの?」と思うかもしれませんが、性格的にかなぜか緊張しない人もいるのです。
試験や面接では緊張はつきもの?
高校生の皆さんなら、大学受験で緊張すると思います。中学受験を経験した人ならまだしも、恐らくこれが最初の受験という人が多いと思います。
受験には受験の独特の緊張があり、面接がある人は面接独特の緊張があります。高校でどんなに練習していても、本番と練習はやはり違います。
おそらく、大多数の人が受験のような場面に遭遇すると緊張すると思いますが、中には全く緊張しない人もいます。
全く緊張しない人には、性格や考え方などいくつか共通することがあります。全く緊張しないと少し信じがたいですが、この記事ではそんな彼らに共通する考え方などについて紹介します。
普段、試験時などに緊張してどうしようもないという人は、全く緊張しなくなるのは難しいかもしれませんが、この緊張しない人らの特徴を真似することで緊張を少し軽減させることができるかもしれません。
緊張する人の特徴
まず、緊張する人に共通する考え方から見ていきましょう。
その1:完璧主義
試験ではいい結果を出したいですが、完璧主義になりすぎると空回りしてしまうことがあります。
「絶対に合格する」と意気込むのはいいことですが、試験は受かる人もいれば落ちる人もいます。
その倍率は大学や学部によって異なりますが、半分以上が落ちることも珍しくありません。
不合格は残念な結果ですが、確率的に考えると不合格するのは決して珍しくはありません。「絶対に合格する」と自分自身にプレッシャーをかけると、それが空回りし自分自身へのプレッシャーになることもあります。
ココがポイント
当然、合格したいのはみんな一緒ですが、気持ち的に「なんとなる」くらいで考えている方がいいのかもしれません。
その2:周りの目を気にする
自分のやっていることが周囲からどのように見られているかを気にする人は多いです。
人間なので他人からよく思われたいと考えるのはごく普通のことですが、周りの意見というのは決して同じではありません。
100人いれば100人の考え方があるので、ある人に認められてもある人にも認められないかもしれません。
ココがポイント
周りの目を気にし過ぎると、人間はきっと不幸になります。
その3:自分に自信がない
これは、「その2」にも少し関係していて、自分に自信があれば周りの意見なんて気になりません。
「これは自分がしたいからしている」と自分に自信を持っていれば、周りの声は気になりません。
緊張する際も同じで、例えば面接で相手にどう思われているか、マイナスな印象を与えていないかなど自分に自信がないとネガティブに考えがちですが、自信があると全てプラスに捉えるようになります。
自分に自信を持つのは簡単なことではないですが、とても重要なことなのです。
その4:真面目過ぎる
真面目であることはとてもいいことですが、柔軟性がないと緊張というプレッシャーに負けてしまうことになります。
真面目過ぎると緊張を打破するようなユニークな考えなども思い浮かばなくなるので、緊張するシーンではさらに緊張してしまうのです。
ここで述べた4つのことにどのくらい当てはまりますか?おそらく、緊張しやすい人はいくつかに当てはまると思います。
ここからは、緊張しない人の特徴についてです。基本的には、上記で述べたことの逆なのですが、さらに詳しく説明します。
緊張しない人の特徴
その1:適度ないい加減さを持っている
これはとても重要で、真面目過ぎると緊張しやすくなります。
試験会場などでルールを破れと言っているのではなく、変な固定観念に縛られないで適度ないい加減さを持っていることは重要です。
ここで言う「適度ないい加減さ」とは、何にでも言えて、例えば周りの人の目線なども気にしないなども含みます。
あとは、この大学に落ちても次頑張ればいい、もっと言うと今年落ちても来年やればいいくらいの適当さを持っているだけでメンタル的にだいぶ楽になります。
実際に、本当に来年でもいいと思っているわけではなく、単純にメンタルの持ち方です。自分自身にプレッシャーを与えないようにメンタルケアを工夫しているのです。
これは、「なんとかなる精神」とも言います。
その2:みんな対等と言う精神
緊張しない人の特徴の1つに、上下関係など関係なくみんな対等という考えがあります。
相手が年上だから、相手が社長だからと緊張する人は、無駄に上下関係を意識してしまい自分自身を緊張させてしまうのです。
もちろん、非常識にならないようにマナーはありますが、ここで言うのはあくまでも「考え方」です。
ココがポイント
緊張しない人は、相手が〇〇だからと変な判断基準を設けていません。1人の人間として仲良くしようと対等に接しているのです。
その3:○か×の考え方を持たない
人間は、○か×で物事を考えがちですが、物事は決して○か×だけではありません。
受験に失敗する=×ではなく、それは長い人生の中の失敗の1つに過ぎません。ここで失敗しても、将来成功する可能性はありますし、それがいい教訓になることもあります。
緊張しない人の特徴として、物事を○か×で考えないということがあり、これは多くの人が忘れがちなことです。
受験に遅刻する=×ではなく、確かに遅刻することは決していいことではありません。でも、遅刻したから全て終わりと言うとそうではありません。
遅刻しても理由によっては受験できる場合もありますし、ここで言いたいのは物事に○か×はないということです。
この考えを持っておくことで、「なんとなく精神」にもつながったり、無理に頑張り過ぎないなどにも関係してきます。
緊張する人としない人の違いは、物事に柔軟な考え方を持っているかです。普段緊張しやすい人がいきなり緊張しない人の考え方を真似するのは簡単ではありませんが、これらに気づくことがとても重要です。
少しずつ、自分の考え方を変えたり、近づけるように訓練してください。緊張というのは、その場の環境というよりは自分自身のメンタルから発生していることが多いです。
では、最後まで読んでいただきありがとうございました。