受験生にはストレスがつきもの
大学受験は人生の節目のひとつです。学歴社会への批判はありますが、進学を望む人にとって大学受験は大事なチャンスです。
現役のうちに合格を勝ち取れば楽しい大学生活が待っています。4年間の充実した大学生活のため、または今後の人生のために全力をもって受験勉強に打ち込む人も多いです。
しかし大学受験はストレスフルです。何しろずいぶん後になって結果が出ます。
途中に模擬試験などの中間テストのようなものはありますが、本番は一度きりです。そこでうまくいかなければ大学受験は失敗したといっても過言ではありません。
たった一度きりのチャンスのために全力を尽くすのは並大抵の努力ではできません。
大学受験は受験戦争と呼ばれるほど熾烈なもので、人気のある大学だと志望者が全国にいます。
優秀な生徒もこぞって名門校を目指しますから、見たこともないぐらい勉強のできる人と争うことにもなります。
このような状況がストレスといわずに何なのでしょうか?大学受験を控えた人のストレスは社会人のストレスよりも強いかもしれませんね。
大人のストレスとの違い
受験生のストレスは大人のストレスとは様相が異なります。社会に出た大人から見ると学生時代のストレスなど取るに足らないもののように思えます。
大学受験といっても死ぬわけではありませんし、現役時代に志望校に合格できなければ浪人をすればいいことです。
それはある意味真理ではありますが、大人がそこまで達観するのは一度受験戦争を経験しているからですよね。
現役受験生はもちろん志望校に合格した経験がありません。志望校に入れずに浪人をするという決断を下したこともないのです。受かるのも受からないのも未知の状態です。
しかし受験当日は刻々と迫ってきます。
なぜ大学に入るのかなどの疑問に答えられなくても、合格を目指したからには目標に向かって突き進まなければなりません。
お酒はハタチになってからというように、高校生は未成年として扱われます。未成年は心も体も発達の途中にあります。
特に高校生は第二次性徴期ともいわれるデリケートな時期です。友人などとの人間関係で悩んだり、親から与えられるプレッシャーに苦しんだりします。
こうしたことを考慮すると高校生のストレスといってもバカにできないのではないでしょうか。
ストレスのサインとは?
このように高校生はストレスにさらされがちな存在です。社会的な立場が制限されているので大人よりも自由度が低く、生活に息苦しさを感じている人も少なくありません。
とはいえ、受験勉強はストレスフルなものです。それはどの受験生も同じです。ストレスがかかるからといって逃げてしまっていては目標とする大学に入れません。
ですが、過度なストレスは病の元です。ストレスを溜めすぎると勉強ができなくなってしまうこともあります。
たとえば、最近すぐにだるくなってしまったりはしていませんか?首や肩が凝っていませんか?熱はないのに頭痛がしたり、ただ座っているだけなのに息が詰まって胸が苦しいと言ったサインはないでしょうか。
これらは体がストレスを感じているサインです。
食欲が出なかったり、音が無性に気になることはないでしょうか?好きな音楽を切っても気分が乗らないときは精神的なストレスが蓄積している可能性があります。
勉強中にもストレスのサインは現れます。ケアレスミスが増えたり、好きだった科目に集中できないのはストレスが原因かもしれません。
どの教科にもやる気が起きず、スランプに陥っていると感じるようだとストレスが勉強に悪影響を与えてしまっています。ストレスのサインが強く現れたら何か対策をしないと危険です。
モチベーションアップのためのストレス発散法
ココがポイント
ストレス発散法は休息をとることです。
お風呂にゆっくり入るだけでもストレス解消につながります。
カラオケに行く時間がないという人はお風呂で少し歌ってみませんか?お気に入りの入浴剤を使うのもいいですよ。
友達と話をして笑うのもおすすめです。自分の失敗談も友達に話せば笑い話になります。
友達となかなか話せないという人はテレビのお笑い番組などを見てみましょう。笑いにはストレスを解消する効果がありますが、お金を払わなくてもストレス解消ができるので便利ですよ。
ストレスと上手に付き合って大学受験を乗り切りましょう。