秋にモチベーションが下がる人
大学受験を控えた人はとにかく勉強しなければなりませんよね。ひとつでも多くの英単語や固有名詞を覚えればライバルを蹴落とせる確率がアップします。
厳しいようですが、難関大学を目指す場合は自分だけではなくライバルも打ち負かす必要があるのです。
学力を上げるためにはモチベーションを保ったまま勉強するのが最善です。意識の高さは行動に出ます。難関大学に受かる人の思考パターンを模倣し、計画立てて勉強しましょう。
しかし、どうしてもモチベーションが下がる時期があります。そのひとつが10月頃といわれています。
なぜ大学受験を間近に控えた秋に大学受験のモチベーションが下がってしまうのでしょうか?調べてみた結果、秋にモチベーションが下がりやすい人が判明しました。
それは浪人生です。浪人生が秋に油断をすると来年も浪人をする可能性が上がってしまいます。
どの季節よりも秋に気が抜けやすいのはなぜでしょうか。浪人生のモチベーションが秋に下がる理由を紹介します。
秋にモチベーションが下がる理由
浪人生は一度経験した高校受験をもう一度やり直している状態です。志望校に合格できなかった経験を糧に、新しい勉強計画を立てて学力を伸ばしていることでしょう。
浪人生の勉強の結果が出るのは春の模試が返ってくるときです。浪人生は春の模試で現役時代よりもよい成績をおさめていることが多く、春は浪人をしてよかった、これからも頑張ろうと思える時期です。
ココがポイント
ですが、春の模試には落とし穴があります。それはライバルが既に大学入試に合格してしまっているという点です。
現役時代に戦った受験生の多くは進学とともに受験戦争から降りています。そのため模試も受けていませんから、それだけでライバルが減っています。
高校3年生の春の学力はさほど大したものではありません。 十分に授業も受けていませんから、未履修の課程がたくさんあるのです。
さらに詳しく
浪人生は現役時代に一通り習っていますから、現役生が知らないことも知っています。ですから春の模試では大幅に差がつきやすいのです。
夏が怖い?
春の模試の結果がいいと手応えを感じていた人は夏の模試で合格できるという確信を得るかもしれません。春の模試と同様に夏の模試もまだライバルが少なく、現役時代の勉強が活かされる種類の試験だからです 。
春の模試のように志望大学が合格圏内に入っていると人間の心理としては油断してしまいます。あまり根を詰めずに勉強しなくてもいいやと思いがちです。
しかし、恐ろしいのは夏休み明けの現役生です。
もともと優秀な学生はもちろんですが、それまで成績が伸びなかった人も環境を整えて無理のない計画を立てるなどすれば偏差値が多いに伸びる時期です。ですから夏休みはチャンスでもあります。
そのことを知らない浪人生は夏休みになっても油断をしたままです。適当にこなせばいいやと思ってしまう人もいます。
ライバルの成長も大学受験における重要なファクターです。
ココがポイント
気がつけば追い抜かされてしまうということがよくあるので、浪人生は秋にこそ勉強するべきなのです。
思うように成績が伸びないときは
浪人生の場合、すでに高校で習う範囲を習ってしまっているという特徴があります。これはメリットにもデメリットにもなります。
知識が少ないうちは勉強するたびに成績が伸びていきます。知らなかったことを覚えたのですからの身幅は大きいです。
ですが、ある程度勉強をするとぐっと伸びることが少なくなります。世の中でプロとされている人を見ると顕著ですが、プロというだけで能力があります。
しかしトッププロになるのは厳しい道のりです。一般の人の時点では大差がないように見えても、少し上のランクに行くのはプロの方が大変なのです。
浪人生は成績が伸び悩む時期に悩まされます。伸び悩んでいるときに模試でよい結果が出ると安心してしまいますが、難関大学合格も厳しい道です。
受験当日まで気を抜かずに勉強しましょう。