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大学の歴史

【世界初の大学はどこか?】
 高等教育機関と定義した場合の世界初の大学は、紀元前7世紀におけるタキシラ僧院となります。ここでは卒業生に、現在の「学位」に相当するものが与えられていました。近代西欧語”university”として大学をとらえた場合は、イタリアのボローニャ大学が世界初の大学と言われています。

 

【なぜ、大学ができたのか】
 大学を意味する”university”という言葉は、ラテン語の”universitas(ウニベルシタス)”を由来とし、教師と学生のギルド(組合・団体)を意味するものとして始まりました。11世紀末の自由都市ボローニャにおいてイルネリウス(ローマ法大全)をはじめとする法学者の多くが私塾を開いていました。学都となったボローニャに各国より学生たちが集まり、彼らが自分たちの権利を守るために市当局などに対して自然発生的に結束作成した組合が、大学の最初と言われています。フランスのパリ大学も、12世紀末に同じく自生的に始まったものです。中世の西ヨーロッパにおいての他の大学は、神学・法学・医学・芸術学部などの専門職を養成するために、カトリック教会の後援を得て創られた大学でした。

 

【現代における大学の意義】
 現代の大学は、教育機関として、また研究機関としての二大存在意義を持っています。大学院を含めて最高学府に位置づけられる大学とは、高等学校までに身に着けた基礎的知識を持つ人材が、より専門的な学問を身に着け、のちに社会において同様の後輩を生み出し、社会基盤を人材の面より支えていくという重要な役割を担うものです。研究機関の側面としては、人類発展のために科学的にも文系的にも研究を重ねて、私たちの生活において新しい発見となる努力を重ねるという、技術革新的な貢献をも果たしてします。

 

 こういった大学の意義が理想であり、現代の大学においての現実とはかなりギャップがあることは否定できない事実です。現代においては、大学は「自分探し」の貴重な4年間であるという意味合いもあると言われています。

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