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大学における成績評価

 日本の大学での科目の成績評価といえば「優」「良」「可」「不可」の4段階評価を思い浮かべる人は多いです。しかし、近年ではこの評価に加えて、アメリカやヨーロッパの大学で導入されている「GPA」と呼ばれる指標で学生の評価を行う大学が非常に多くなっています。

 

【GPAとは】

 GPAとは何のことかというと、これはGrade Point Averageの各単語の最初の文字をとったもので、日本語では成績平均点などと訳されます。GPAをつかった学生の評価点の計算方法は統計手法の一つである主成分分析を応用したもので、まず学生が履修した各科目の評価をポイントに換算し、これを履修科目の単位数で乗じます。そして、すべての履修科目についてこの計算をおこなった後、この結果を合計し、履修登録した科目の総単位数で除すると求めることができます。

 

【評価方法】

 多くの大学で取り入れているGPAによる学生の成績評価では、最初に期末試験やレポートの内容を100点満点で評価します。そして、その点数が59点以下であれば0ポイントとし、60点以上であれば10点刻みで1ポイントずつ加算していきます。この方法だと90点以上獲得した科目では4ポイントと換算され、すべての科目で90点以上とるとGPAは4.00となります。GPAを重視する世界の大学の中には、評価を細分化して9ポイントや12ポイントのスケールで評価を行う大学も見られます。

 

【好成績のメリット】

 GPAの数値は高いに越したことはなく、高いポイントを得るためには日頃からしっかりと勉強することが重要です。日本の大学の場合、GPAが高い場合のメリットには、卒業研究の際に希望通りに研究室の配属先が決まりやすいことや、大学院に進学する場合に進学先の選択の幅が広がること、奨学金制度においてより有利な条件で奨学金の貸与を受けやすくなることなどが挙げられます。特に国外の大学院への進学を希望している場合は、一定のGPAに達していないと、入学願書を提出しても書類選考の段階で不合格とされてしまうので注意が必要です。

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